吉岡里帆、可憐かつ妖艶な演じ分け 実写『九龍ジェネリックロマンス』魅惑の新場面カット公開

吉岡里帆&水上恒司のダブル主演で眉月じゅんの人気漫画を実写映画化した『九龍ジェネリックロマンス』(8月29日全国公開)から、一人二役に挑戦した吉岡の可憐さと妖艶さが交錯する新場面カットが公開された。
原作は、累計発行部数150万部を突破する人気漫画「九龍ジェネリックロマンス」(集英社/ヤングジャンプ連載)。かつて香港に存在した美しくも妖しい街・九龍城砦を舞台に、過去の記憶がない鯨井令子(吉岡)と誰にも明かせない過去をもつ工藤発(水上)の恋が描かれる。
吉岡は、役づくりで髪を20センチカット。新場面カットは、紫色のチャイナ服をまとい、鏡越しにピアスを見つめる令子の静かな横顔や、水上演じる工藤から贈られた金魚を見つめながら、恋心を募らせる切ない表情が印象的だ。
さらに吉岡は、工藤の“婚約者”でありながら、令子と瓜二つの姿をした鯨井B(=もうひとりの鯨井令子)も演じ分けている。工藤の視線を奪い、どこか意味深に微笑む姿は、幼く可憐さを兼ね備えた令子とは違う妖艶さを纏っている。
一人二役に挑戦した吉岡は「令子は不確かな存在ですが、一人の生きている人間として実在することを信じてその場で生まれる本当の感情を大切にしながら撮影に挑みました」と振り返る。吉岡と撮影を共にした池田千尋監督も「私の伝える言葉を柔軟に理解し、全身で飛び込んでくれる。自分をさらけ出せる強さをもった俳優だと感じた」と彼女の表現力を称賛している。(編集部・倉本拓弥)


