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『ミッション:インポッシブル』メンバー退場の際の“決まり”とは?サイモン・ペッグが明かす

来日時のサイモン・ペッグ
来日時のサイモン・ペッグ

 トム・クルーズ主演の人気アクションシリーズ第8弾『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』(公開中)に出演しているサイモン・ペッグがインタビューに応じ、メンバー退場の際の撮影現場でのある“決まり”について明かした。(以降、『ファイナル・レコニング』のネタバレ有り)

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 サイモン演じるベンジーは第3弾『M:i:III』(2006)で初登場を果たし、第8弾となる最新作まで毎作登場。イーサン(トム)の仲間として、ヴィング・レイムス演じるルーサーに次ぐ古株となった。そして今回、第1弾から全作に登場してきたルーサーが、ついに命を落とすことになった。

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 ルーサー役のヴィングとの撮影を振り返り、「ヴィングのことは大好き。素晴らしい俳優でラブリーな人だ」と切り出したサイモン。「僕は彼の出演作の大ファンなんだ。彼は、僕のお気に入りの映画の一つである『パルプ・フィクション』に出ているし。だから彼と並んで演技ができることは本当に特権だと思っている。それに長いこと共演して、今や友達だしね。時々彼が電話してきてくれて、おしゃべりできるという事実が気に入っているよ」とにこやかに明かす。

 今回シリーズを去ることになったヴィングだが、“さよならパーティー”のようなものはなかったとのこと。決して「さよなら」とは言わないのが、『ミッション:インポッシブル』シリーズの決まりなのだという。

 「(“さよならパーティー”は)なかった。なぜなら僕たちはそれぞれクランクアップのタイミングが違ったし、プレスツアーがあってその時に会えるというのはわかっていたから。僕たちは『さよなら』とは言わないんだよね。興味深いことに」。そしてベンジーが古くからのメンバーでは最後の一人となったことについては、「今回はギリギリだったけどね(笑)。危機一髪だった」と笑った。

サイモン・ペッグ

 本作の監督・脚本はクリストファー・マッカリー。マッカリーは脚本のリライトを担当した第4弾『ゴースト・プロトコル』でシリーズに初参加し、第5弾『ローグ・ネイション』から最新作までずっと監督・脚本を担当している。そんな彼ならではのシリーズ総決算というべき内容になったことについて、サイモンは「McQ(マッカリー監督)の頭の中には、常に『ミッション』全体のレガシーがあったのだと思う」と分析する。

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 「僕の『M:i:III』での最初のシーンは、ベンジーが未知の“ラビットフット”について説明するというものだった。そして僕たちはそれがどんなものだったのかを本作で知るわけだけど、McQはそういう細部への気配り力を持っているんだ。『M:i:III』が公開されたときには僕たちはラビットフットがどういうものかを知らず、(監督の)J・J・エイブラムスはその可能性をオープンなままにしておいた。だからこの映画でそれを説明できるのは本当に楽しかった。それは想像よりもずっと長くこのシリーズにあったとわかるわけだから」

 脚本家の顔も持つサイモンは、マッカリー監督の脚本家としての問題解決能力の高さをたたえる。「問題のある脚本を渡しさえすれば、彼はそれを直し、うまくいくような道を見つけてくれる。彼は問題を解決することを楽しんでいるんだと思うな。それは編集時にも顕著。すべてのビジュアルの素材を、彼が目の前にした時にね。ほとんど“書き続けている”という感じだ。彼は言葉というよりもイメージを使って書いていて、それがとんでもなくうまい」とマッカリーの、脚本家でもある監督ならではの特徴について語っていた。(編集部・市川遥)

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