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「カーンでは力不足」 『アベンジャーズ』新作の悪役変更、カーン俳優の逮捕前から検討されていた

カーン役を務めたジョナサン・メジャース
カーン役を務めたジョナサン・メジャース - Robert Smith / Patrick McMullan via Getty Images

 昨年7月、映画『アベンジャーズ』シリーズ第5弾のタイトルが『アベンジャーズ:ザ・カーン・ダイナスティ(原題) / Avengers: The Kang Dynasty』から『アベンジャーズ/ドゥームズデイ』に変更され、アベンジャーズの前に立ちはだかる悪役も征服者カーン(ジョナサン・メジャース)からドクター・ドゥーム(ロバート・ダウニー・Jr)に変わったと発表された。これには、メジャースが当時の交際相手へのDVで逮捕・有罪判決を受けたことが影響しているとみられていたが、マーベル・スタジオ社長のケヴィン・ファイギによると、それ以前から検討されていた案だったのだという。The Hollywood Reporter などが報じた。

【画像】ジョナサン・メジャースが演じた征服者カーン

 メジャース演じるカーンは、2021年のドラマ「ロキ」シーズン1でMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)に初登場。2023年の映画『アントマン&ワスプ:クアントマニア』、ドラマ「ロキ」シーズン2に出演し、『アベンジャーズ』第5弾ではサノスに続く、アベンジャーズの強敵となる予定だった。しかし、2023年12月にメジャースに有罪判決が出たことを受け、ディズニーは即日メジャースとの契約解除を決定した。

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 今回、米メディア向けの記者会見を開いたファイギは、メジャースの名前を一切出すことなく、悪役変更について説明。「あの俳優にあのことが起こる前から、われわれはカーンでは力不足だと気付き始めていた。サノスに匹敵するようなキャラクターではないと。そして次のサノスになり得えるキャラクターは、ただ一人だった。なぜなら彼はコミックの中で何十年にもわたってそうだったのだから。(ディズニーの)FOX買収によって、われわれはついにそのキャラクターを手に入れた。それがドクター・ドゥームだ」

 続けてファイギは「つまり、われわれは公式にカーンから方向転換する前から、ドクター・ドゥームについて話し合い始めていたことになる。実際、わたしはロバート(・ダウニー・Jr)と『アントマン&ワスプ:クアントマニア』が公開される前から、この大胆なアイデアについて話し合い始めていた」と早い段階からプランBに着手していたと明かした。『アベンジャーズ/ドゥームズデイ』は2026年12月18日に日米同時公開。(編集部・市川遥)

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