『アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ』劇場先行予告が初公開 敵対するナヴィ登場か サリー家に新たな脅威
映画『ファンタスティック4:ファースト・ステップ』に合わせて劇場で先行上映されている、ジェームズ・キャメロン監督の『アバター』(2009)シリーズ第3弾『アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ』の予告映像がYouTubeなどで初公開された。
【動画】新たな部族登場!『アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ』予告映像
『アバター』シリーズは、神秘の自然が広がる惑星パンドラを舞台に、人類と先住民族ナヴィの激突を描く物語。人間とナヴィのDNAを組み合わせた肉体“アバター”となった元海兵隊員ジェイク・サリー(サム・ワーシントン)が、ナヴィの女性と恋に落ち、パンドラに侵攻する人類に反旗を翻す。
第1弾『アバター』で、パンドラの希少鉱物を狙うRDA(資源開発機構)の侵攻を退けたジェイクは、パンドラの生命とリンクする神秘の存在・エイワの力でナヴィとなり、森の民オマティカヤ族の女性ネイティリ(ゾーイ・サルダナ)との子供を育み、平和な生活を送っていた。そして、第2弾『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』(2022)でパンドラへの移住を目論む人類=スカイ・ピープルに追われ、海の民メトカイナ族の一員となったサリー家は、戦いの末に大切なものを失い、自らの意思で戦うことを決意する。

第3弾『ファイヤー・アンド・アッシュ』の予告編には、火口域に暮らすアッシュ族と、リーダーであるヴァラン(ウーナ・チャップリン)が登場。アッシュ族は、過去に裏切られた経験から自然を憎んでおり、ネイティリと戦う場面や、前作で“リコンビナント”として蘇ったクオリッチ大佐(スティーヴン・ラング)と手を組むような描写も。人間だけではなく、敵対するナヴィとの激闘を予感させる。ヴァランは、エイワと特別なつながりを持つサリー家の養女キリ(シガーニー・ウィーヴァー)に向かって、「お前の女神は、ここでは何の力もない」と言い放つ場面もあり、パンドラ存亡に関わる存在となるのか。
キリ以外のジェイクの子供たちや、クオリッチの息子スパイダー、メトカイナ族などお馴染みの顔ぶりに加え、気球の生き物を操る民も登場しており、さらに広がるパンドラでの冒険と、憎しみにかられたキャラクター同士の激しい戦いを予感させる映像となっている。
予告編の公開にあたって、ジェームズ・キャメロンは、シリーズを愛する日本のファンに向け「長年に渡りこの映画を支持していただき、心から感謝しています。皆さんをまた、パンドラに招待できるのが待ち遠しいです。サリーの家族の物語は続きますが、新たなキャラクターたちも登場し、パンドラの世界がさらに広がります。皆さんの予想を裏切る形で。私やスタッフ&キャストにとって、これらの映画を生み出す事は最高の体験です。映画を愛する皆さんのためにこの映画を作っているからです」とラブコールを贈り、最新作への自信をのぞかせている。(編集部・入倉功一)
映画『アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ』は12月19日より日米同時劇場公開


