新宿のミニシアター「シネマカリテ」が閉館を発表

東京・新宿の映画館「シネマカリテ」が、2026年1月12日をもって閉館することが決定した。7日、運営する武蔵野興業株式会社が発表した。
新宿武蔵野館を運営する同社の系列館として、2012年12月に開館。2スクリーンのミニシアターとして12年間にわたって営業してきた。閉館理由について、同社は「資本コストを意識した経営を推進するため、将来にわたる成長性と収益性、および施設の老朽化等を総合的に判断し閉館を決定いたしました。 長きにわたり多くの映画ファンおよび関係各位の皆様にご支援・ご愛顧賜りましたこと心より御礼申し上げます」としている。
シネマカリテも公式サイトを通じて閉館を発表。「これまでシネマカリテをご愛顧賜りましたこと、スタッフ一同心より御礼を申し上げます。最後の作品まで皆様の心に残る映画体験をお届けできるよう、スタッフ一同努めて参りますので、閉館までの間、変わらぬご支援を賜りますよう謹んでお願い申し上げます」と伝えた。
なお、武蔵野館は今後も営業を続け、株主優待も引き続き利用できる。武蔵野興業は「当社の映画興行事業は、シネマカリテの閉館に伴い武蔵野館のみの運営となりますが、今後も当社の主軸事業として継続してまいります」としている。(編集部・入倉功一)


