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福島リラ、『ジョン・ウィック』最新作で新たな挑戦 『バレリーナ』アナ・デ・アルマスと1対1のシリアス演技

『バレリーナ:The World of John Wick』福島リラ演じる暗殺者・ペトラ
『バレリーナ:The World of John Wick』福島リラ演じる暗殺者・ペトラ - (R), TM & (C) 2025 Lions Gate Entertainment Inc. All Rights Reserved.

 キアヌ・リーヴス主演の大ヒットアクション映画『ジョン・ウィック』シリーズでは近年、真田広之リナ・サワヤマ田代良徳ら日本人キャストの出演が増えている。最新作『バレリーナ:The World of John Wick』で新たにシリーズの仲間入りを果たしたのが、『ウルヴァリン:SAMURAI』でハリウッドに進出した俳優・福島リラだ。犯罪組織「ルスカ・ロマ」の暗殺者を演じた福島がメールインタビューに応じ、シリーズ参加の心境から主演のアナ・デ・アルマスとの共演、「刺激的だった」という撮影現場の様子を振り返った。

【画像】圧巻の美!来日したアナ・デ・アルマス

 本作の主人公は、暗殺者とバレリーナを養成するロシア系犯罪組織「ルスカ・ロマ」で育てられた女性イヴ・マカロ(アナ)。伝説の殺し屋ジョン・ウィックを生んだ組織で殺しのテクニックを磨いたイヴは、幼い頃に殺された父親の復讐に立ち上がる。

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 『ジョン・ウィック』シリーズは全て鑑賞するほど夢中になっていた福島は、「あの独特なスタイルの世界観に惹かれていたので、オファーをいただいた時は嬉しかったです」とシリーズの一員になった心境を明かす。

 福島が演じたのは、イヴと同じ「ルスカ・ロマ」のアサシンの一員・ペトラ(Petra)だ。長年アサシンとして活動してきたベテランという役柄で、彼女にとって大きな挑戦でもあった。「感情的にとても複雑で衝撃的な瞬間を、短時間で演じなければいけないという役どころだったので、ある意味面白いチャレンジだと思い受けさせていただきました」

顔面傷だらけメイク!撮影現場での福島リラ - (R), TM & (C) 2025 Lions Gate Entertainment Inc. All Rights Reserved.

 撮影では、アナと1対1で演技する貴重な機会に恵まれた。「アナはものすごく集中力のある俳優だと思いました。私の撮影初日にアナが主演した『ブロンド』がゴールデン・グローブ賞にノミネートされたことが発表されたので、現場全体がお祝いムードになっていました。私とのシーンはかなりシリアスなシーンだったので、一体どんなシーンになるだろうと思いましたが、いざ本番になるとものすごい切り替えで、すごいなと圧倒されました!」とアナの切り替えの早さに驚がくし、「あと、普通にお話している時の笑顔がとっても素敵!(笑)」と彼女の可愛らしい一面も明かした。

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 メガホンを取ったレン・ワイズマン監督とのタッグは「自分の持つイメージがはっきりしていて、指示も明確で、とても仕事がしやすかったです」と福島。撮影後には、ワイズマン監督が「このシーンは短いけど自分が特に気に入っているシーンだ」と明かしていたという。

 福島といえば、『ウルヴァリン』で主人公ローガンのボディーガード・ユキオを演じ、剣を使ったアクションを披露していた。『ジョン・ウィック』の撮影では、銃を巧みに扱えるスキルが求められ、撮影前に銃器のスペシャリストと猛特訓を積んだ。「撮影数日前にプラハに着き、まずはグロック17(自動拳銃)の組み立てと分解の練習をしたんですが、どうやってバラバラの部品を素早く、手慣れたアサシンのごとく組み立てられるかを、銃器スペシャリストに特訓してもらいました。結構部品が重くて大変でしたが、瞬時の映像を完璧に作り込むための時間と労力の投資と、スタッフの真剣さに驚きました」

先日のジャパンプレミアでアナと再会! - (R), TM & (C) 2025 Lions Gate Entertainment Inc. All Rights Reserved.

 福島は『ウルヴァリン』出演をきっかけに、DCドラマ「ARROW/アロー」、エミー賞を総なめにしたドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ 第五章:竜との舞踏」、人気漫画を実写映画化した『ゴースト・イン・ザ・シェル』、鬼才レオス・カラックス監督による異色のミュージカル映画『アネット』といった海外作品に多数出演。この10年間で、日本人がハリウッドの話題作に名を連ねる機会も増えている。「ストリーミングの影響もあって、いまや世界中の人がいろんな国や文化の映画やテレビを見られるようになっています。なので必然的にいろんな人が世界の舞台で活躍できるようになっています」と福島は語る。

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 「ハリウッドも、俳優に限らず監督や脚本家もアメリカ中心の視点でなく、他国文化の視点を持った人たちを必要としているのを感じます。日本の俳優が世界の舞台に立つときもちろん言葉や演技のハードルはありますが、これからどんどん機会が増えてくると思うので、チャンスが到来した時のために、ぜひ技術を磨いて世界に才能を披露していってほしいです。私自身もまだまだ日々磨きをかけなければいけないなと自分に言い聞かせております」

 拡大する『ジョン・ウィック』ワールドの中で、主人公の刺客という重要な役割を担った福島リラ。「スタッフのプロ意識がとても高く刺激的でした」とわずかな撮影期間でも得たものは大きかった。『ジョン・ウィック』シリーズの醍醐味でもある格闘術「ガンフー」(※銃&カンフーを掛け合わせた体術)も健在で、福島も「映画の中のスタントのシーンもとても凝っていて、見どころが満載だと思います」とアピールしている。(編集部・倉本拓弥)

映画『バレリーナ:The World of John Wick』は8月22日より全国公開

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