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次の朝ドラ「ばけばけ」主題歌はハンバートハンバート「笑ったり転んだり」に決定

「ばけばけ」主題歌を担当するハンバートハンバート
「ばけばけ」主題歌を担当するハンバートハンバート - (c)NHK

 高石あかり(高=はしごだか)が主演を務める2025年度後期のNHK連続テレビ小説「ばけばけ」(9月29日スタート、NHK総合・月~土、午前8時~ほか ※土曜は1週間の振り返り)の主題歌が、ハンバートハンバートの「笑ったり転んだり」に決定した。

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 連続テレビ小説113作目の本作は、松江の没落士族の娘・小泉セツをモデルとしたオリジナル作品。外国人の夫と共に怪談を愛し、急速に西洋化が進む明治の日本の中で埋もれてきた名も無き人々の心に光をあて、代弁者として語り紡いだ夫婦の物語をフィクションとして描く。

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 ハンバートハンバートは、佐野遊穂と佐藤良成が1998年に結成したデュオ。2人がメインボーカルを担当し、フォーク、カントリーなどをルーツにした楽曲と、別れやコンプレックスをテーマにした独自の詞の世界観を持つ。2014年には、自身の楽曲「ぼくのお日さま」が主題歌&タイトルとなった映画『ぼくのお日さま』が公開され、佐藤が劇伴も担当。2024年リリースのアルバム「カーニバルの夢」の収録曲「トンネル」は、齊藤工が企画・プロデュースしたドキュメンタリー映画『大きな家』の主題歌に起用されている。

 二人は、ドラマの放送に先駆け、8月26日放送の音楽番組「うたコン」(NHK総合、午後7時57分~8時42分)に出演し、主題歌「笑ったり転んだり」を初披露する。番組には、主人公・松野トキ役の高石と夫・ヘブン役のトミー・バストウもゲスト出演し、作品の見どころを語るという。

 主題歌決定にあたり、遊穂は「朝ドラ主題歌?! と聞いた時は驚きましたが、その舞台が松江と聞いて、またびっくり。昔から何度もライブに訪れて、たくさん思い出のある場所です。そして、物語にぴったりのとても良い曲ができたと思っています。たくさんの人に聞いてもらえたらうれしいです」とコメント。良成は「はじめはどんな曲を作ったらいいものか悩みましたが、曲作りは考えすぎるとかえってよくないので、モデルとなった小泉セツさんの『思い出の記』をただただ繰り返し読み、自分がセツになったつもりで一気に作りました」と楽曲制作を振り返っている。

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 制作統括の橋爪國臣は「『ばけばけ』の主題歌を作るにあたって、トキとヘブンの二人のありのままの空気感を飾らずに歌にしてくれる方にお願いしたいと思っていました。ハンバートハンバートのお二人は、まるで芝居をしているかのようにその世界に溶け込み、ありのままを曲にできる方だと思います。お二人がつむぎ出してきた数々の曲のように、『ばけばけ』でもドラマの世界観をそのまま主題歌にしてくださるだろうと思い、お声がけしました。良成さんと遊穂さんが同じように歌っていても、重なるようで重ならない、それはトキとヘブンの関係のようだなと感じています」と主題歌起用の経緯を説明。

 楽曲制作について「セツさんが記した『思い出の記』を何度も読んでもらい、松江でゆかりの場所を訪ね、スタジオの撮影にも足を運んでもらい、ドラマの世界にたっぷりと浸っていただきました。そうして出来上がってきた曲を聞き、ただひたすら感動しました」と振り返り、「『笑ったり転んだり』は何度聞いても飽きがこない曲です。聞くときの気分で、よりそってくれる時もあれば、はげましてくれる時もあり、泣ける時もあれば笑えるときもある。聞くたびに違って聞こえる歌です。ドラマの中で流れて、すっとしみ入るように心に入ってくる、そんな主題歌をいただけたと思います」とオンエアに向けて期待をあおった。(編集部・倉本拓弥)

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