『ジョン・ウィック』最新作、ランス・レディック最後のインタビュー映像が公開「シャロンはシリーズの“心”」
映画『ジョン・ウィック』シリーズで、コンチネンタルホテルのコンシェルジュ、シャロンを演じたランス・レディックさんが、自身の役とシリーズ最新作『バレリーナ:The World of John Wick』について語る、最後のオフィシャルインタビュー動画が公開された。
【動画】『ジョン・ウィック』シャロン役ランス・レディックさんインタビュー
レディックさんが演じるシャロンは、ニューヨーク・コンチネンタルホテルの忠実なコンシェルジュ。『ジョン・ウィック:パラベラム』ではアクションも披露し、その紳士的で時に頼りがいのあるキャラクターは、シリーズを通して『ジョン・ウィック』ファンに愛されてきた。
『バレリーナ』の撮影が行われたのは、シリーズ第4作『ジョン・ウィック:コンセクエンス』(2023)の公開前の時期。『バレリーナ』は時系列が『パラベラム』の時点まで戻るため、ランスさんはシャロンを再演する機会を得ることになった。しかし、クランクアップからわずか数週間後に60歳の若さで死去。そのため、シリーズとしては『バレリーナ』が彼の遺作となる。

シャロンについてランスさんは、これまでとは全く違う役だったと断言。「私はコメディー作品でさえ、よくしゃべる権威的な人物を演じていた。だからこの役を演じてワクワクしたのは、これまで経験のない役柄だったことだ」と語り、「この役を演じてワクワクしたのは、これまで経験のない役柄だったから」と振り返る。
また、その考察はシリーズを通じたシャロンの変化にまで及び「作品を通してシャロンの変化を追ってみると、最初はミステリアスなキャラクターだったが、次第に心を持った存在へと変わる。ジョンが作品の“魂”なら、シャロンは“心”だろう」と、ジョン・ウィックと双璧をなす重要なキャラクターだと静かに語っている。
そして、『バレリーナ』で復讐の女神・イヴを演じるアナ・デ・アルマスについては、『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』で初めて彼女のアクションを見たといい、この映画のイヴは、それ以上に「タフさが問われる」役であると同時に、「哀愁が感じられる」役でもあると分析。そして、アナはそうした「極めて繊細な演技を見事に演じ分けられる」、稀有な俳優だと太鼓判を押した。劇中ではイヴがコンチネンタル・ホテルを訪れることになるといい、アナとランスの初共演シーンにも注目だ。(編集部・入倉功一)
映画『バレリーナ:The World of John Wick』は8月22日より全国公開


