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「ぼくほし」19歳の新星が圧巻の演技!映画『宝島』で大役に抜擢

第6話より磯村勇斗、栄莉弥
第6話より磯村勇斗、栄莉弥

 18日放送の磯村勇斗主演のカンテレ・フジテレビ系ドラマ「僕達はまだその星の校則を知らない」(毎週月曜夜10時~)の第6話は、モデル・俳優の栄莉弥が演じる有島ルカをメインにしたエピソードが展開。教育虐待を巡る“答え”の出ない、苦いストーリーに加え、俳優としてのキャリアは浅いながら迫真の演技を見せた栄莉弥が注目を浴びた。

【画像】“教育虐待”描くエピソードに大反響!第6話場面写真

 いじめ、不登校、保護者対応、学校事故など学校で発生するさまざまな問題について法律に基づいた助言や指導を行うスクールロイヤー、白鳥健治(磯村)を主人公にした本作。第6話では、生徒会で議長団副議長を務め、成績優秀な有島ルカが深刻な問題を抱えていることが発覚。発端は、同級生の北原(中野有紗)がルカのカンニングを目撃したこと。教師たちはにわかには信じられず、白鳥を中心に調査を進めていくなか、ルカが医者の父(池内万作)からの重圧に苦しんでいることが浮かび上がっていく。

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 ルカの母は父と離婚して海外で暮らしており、家庭環境も複雑。カンニングをしても成績は落ち込む一方で追い詰められていくなか、彼を決定的にうちのめしたのは、父を交えた学校での面談でこのままでは医学部への推薦は絶望的と言われたこと。学校のカウンセラーにも苦悩を打ち明けられず、苦しみや苛立ちの矛先を同級生にぶつけ、いつ命を絶ってもおかしくない状況に陥った。なかでも目を引いたのが、白鳥に抱えてきた思いを噴出する場面。

 ルカと同じく自身も父からの重圧に苦しんだ白鳥は真摯にルカに寄り添うも、彼は憐れみの目を向けられることを拒絶し、父への愛憎入り乱れた複雑な思いを爆発させた。彼が大事に持っているクマのぬいぐるみにまつわる切実な秘密も明かされ、SNSでは「有島くんが可哀想で仕方なかった」「有島ルカくんの闇が想像以上に深くて…」「有島くんの傷はどれほど深いのだろう」などルカの心中を慮る声が寄せられた。

 栄莉弥は、撮影を「僕自身も有島と同じくミックスルーツで、自分のアイデンティティが分からないことの辛さは、最も共感したポイントでした。今回有島を演じるにあたり、本やドキュメンタリーから実際にあった状況や事件を勉強して、自分の中で想像できるようにしていきました」と述懐。エピソードのラストは、ルカが抱える問題は解決しないままながら、かすかな希望を感じさせるもので、安易に答えを出さない誠実な展開が多くの支持を得ている。

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 栄莉弥は「MEN'S NON-NO」の専属モデルで、ABEMAの人気恋愛リアリティーショー「恋する週末ホームステイ」が話題に。本作にはオーディションで選出され、連続テレビドラマ初出演とは思えない迫真の演技を披露したが、9月19日に公開を控えるスクリーンデビュー作『宝島』でも大役に抜擢。同作は真藤順丈の直木賞受賞小説を『るろうに剣心』シリーズの大友啓史監督が映画化。アメリカ統治下の沖縄を舞台に、混沌とした時代を全力で駆け抜けた若者たちの姿を描くストーリーで、栄莉弥は物語のカギを握る孤児・ウタにふんし、沖縄に生きる若者の代弁者としての役割を担う。

 本ドラマには生徒役のキャストに芸達者なフレッシュな顔ぶれが集結。映画『国宝』もメガヒット中の越山敬達、カンヌ国際映画祭に出品された『PERFECT DAYS』の中野有紗、ドラマ「からかい上手の高木さん」の月島琉衣、「仮面ライダーリバイス」の日向亘、朝ドラ「あんぱん」の日高由起刀、映画『花まんま』の南琴奈、ドラマ「最高の教師 1年後、私は生徒に■された」ののせりん、日曜劇場「アンチヒーロー」や映画『サユリ』の近藤華ら。(石川友里恵)

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