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大沢たかお『沈黙の艦隊』続編に「限界までやれた」原作者も絶賛 海外で「海江田!」と呼ばれたことも

『沈黙の艦隊 北極海大海戦』主演・プロデュースを兼任した大沢たかお
『沈黙の艦隊 北極海大海戦』主演・プロデュースを兼任した大沢たかお

 俳優の大沢たかおと漫画家のかわぐちかいじが25日、都内で行われた映画『沈黙の艦隊』の続編『沈黙の艦隊 北極海大海戦』(9月26日全国公開)の完成報告会に、共演者の上戸彩中村蒼夏川結衣風吹ジュン渡邊圭祐前原滉松岡広大江口洋介、本作のメガホンをとった吉野耕平監督と出席。本作への期待感を口にした。

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 本作は漫画家・かわぐちかいじの大ヒット作を大沢主演で実写化した『沈黙の艦隊』の続編。日米政府が極秘裏に建造した、日本初の原子力潜水艦をめぐる軍事サスペンスで、大沢は、原子力潜水艦「やまと」の艦長・海江田四郎を演じると共に、プロデューサーを兼任した。今回は、極寒の北極海を舞台にした激しい魚雷戦が、地上では「やまと」支持を表明する首相を中心に衆議院解散総選挙が行われ、地上と海中で緊迫の戦いが展開する。

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 大沢は冒頭、「おかげさまで(前作は)たくさんの方に観ていただいて反響もすごかった。海外で『海江田』と声をかけられたこともあって、この作品の力というものにあらためて驚かされました」と前作の反響の大きさを紹介する。「比較的男っぽい作品で女性の方に喜んでもらえるか不安だったけど、結果的にはたくさんの女性に観ていただいて、社会問題に男女ともに関心が高いんだなって思いました」と話す。海外で声をかけられたのは、電気店で買い物中のことだったといい、「Amazonが世界配信であることをあらためて確認できた」とも述べて笑顔を見せる。

 また、前作の企画を作った時点と、現代の世界情勢が少し変わっていることにも言及。「この企画を作った頃、まだロシアとウクライナの問題も起きていなかったし、こういう題材を取り上げることが時代に合うかどうか自分でもわからなかった。でも現実社会で戦争が起きて、不穏な空気が日本の中でも今起きている。当時と違う意識を今は持っています」と話す。

 新作についても「プレッシャーはいつもあるんですけど、続編はゼロから1より難しい。実際、前作より悩みました。みんなの思う海江田像を壊していかないといけないとも考えた」と述べ、「この『北極海大海戦』のブロックは原作の中で一番好きなブロックでもあったんです。どうしてもここだけは映像化を成功させたいという強い思いで現場に入ったんですが、気がつくと全員が同じプレッシャーを胸に持って、前作とは別の顔で現場にやってきた。人間味があってパワーアップしていて、とても頼もしく思いました」と共演者にも感激させられたという。

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 大沢は「(本作は)自分たちとしてできる限界まではやれたんじゃないかって思います。CGもこだわっていて、自分が完成したものを観た時に心からこの作品を作ることができてよかったなと思えました。これなら自信を持って皆さんにお見せできると思います」と新作の出来栄えにも胸を張った。

 かわぐちも「描いている時は海の話。寒い話だけど、戦闘自体は暑くて、描きながら寒いと思ったことは一度もなかった。冬なのに暑い感じがする。それが画面にも満ち満ちていて、完璧以上の作品になったって思いました」と本作を絶賛する。「描いている時にこんなこと描いていいのかなってハラハラしながら描いたシーンが一カ所あるんですけど、それが映画になったら見事なシーンになっていた。喝采しました」と話す。描いていいのかと思ったシーンについては「それはどんなシーンかは予想して楽しんでください」と詳細は明かさなかった。(取材・文:名鹿祥史)

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