『近畿地方のある場所について』菅野美穂&赤楚衛二のネタバレトーク映像が公開

菅野美穂と赤楚衛二が主演を務め、作家・背筋氏の同名ホラー小説を映画化した『近畿地方のある場所について』(全国公開中)。SNSで物語の謎についての考察が白熱する中、主演の菅野と赤楚が、その核心に触れる「ネタバレ解説スペシャルトーク映像」が公開された。
【動画】菅野美穂&赤楚衛二『近畿地方のある場所について』ネタバレ解説スペシャルトーク
本作は、突然行方不明となったオカルト雑誌の編集長の特集を引き継いだ雑誌編集者・小沢悠生(赤楚)と、協力を求められたオカルトライター・瀬野千紘(菅野)が、編集長の集めた資料を調べるうちに、全ての怪異が“近畿地方のある場所”につながることに気が付く“場所ミステリー”。
千紘を演じた菅野は、後半の衝撃シーンについて語っている。とくに観客の度肝を抜いたのが、絶叫しながら車で“赤い服の女”を撥ね飛ばすシーンだ。SNSでもコメントが相次いだこの場面について、菅野自身も「剥き出しで役やシーンに向き合う、ハイカロリーな演技が必要だった」と振り返っている。また映像では、当初千紘の行動に疑問を感じていた菅野が、白石晃士監督ならではの演出に最終的に深く納得したという撮影秘話も明かされている。
編集記者・小沢を演じた赤楚は、本作がホラー映画初出演。怪異に苛まれていくさまを表現した演技については「自分の感情だけでは持っていけなかったりするようなところでは、想像力を試されるなって思いました」と語り、また撮影現場で実際に起きた不可解な出来事にも触れ、「“無事に今日も1日健康でありますように”と願っていた」と、現場の不気味な空気を告白している。
さらに赤楚は、観客の間で議論が白熱している、クライマックスに出現する謎の巨大な“何か”との対峙シーンについてもコメント。絵コンテだけを頼りに挑んだというこの場面で、「主観的な想像力で怖がることをしながらも、客観的に、今こういう場面だからこれくらいの恐怖かみたいなコントロールをするバランスが難しかった」と、演技についての苦労を明かしている。(加賀美光希)


