timelesz寺西拓人が初声優!「マクロス」河森正治監督の『迷宮のしおり』で謎めいた若き天才役

「マクロス」「アクエリオン」シリーズなどで知られる河森正治監督初となるオリジナル劇場長編アニメーション『迷宮のしおり』で、timeleszの寺西拓人が初声優を務めることが発表された。演じたのは、謎めいた若き天才・架神傑(かがみ・すぐる)。寺西は「いつかは……と思っていた声優のお仕事に、今回初めて挑戦させていただきました。初めてのアフレコで右も左も分からない状況の中、体当たりでぶつかってみたところ、監督はじめスタッフの皆様がたくさん褒めてくださり、危うく勘違いしてしまいそうでした」とコメントしている。寺西らボイスキャストの声入りの特報も公開された。
『迷宮のしおり』は、「歌」と「SF」と「三角関係」というこれまでアニメファンを熱狂させてきた河森監督のヒットシリーズにおける三種の神器をベースに、現代人の誰もが手にしているスマホあるあるを組み込んだエモーショナルでポップな異世界脱出劇だ。「マクロスF」などで河森監督とタッグを組んできた江端里沙がキャラクターデザインを担当するなど、河森作品の集大成といえる豪華スタッフが集結している。
主人公は、普通の女子高生の前澤栞(まえざわ・しおり/声:新しい学校のリーダーズ・SUZUKA)。ある日、スマホが割れてしまい、気が付くと誰もいない異世界の横浜に。目の前に現れた謎のウサギのスタンプ・小森(声:原田泰造)からは「スマホの中に閉じ込められた」と告げられ、現実世界では突如現れたもう一人の自分=SHIORIが自由奔放に振る舞い出して……。栞がSHIORIの暴走を食い止めるべく、奇妙なスマホの迷宮から抜け出そうとする姿を描く。
声優初挑戦の寺西が演じた架神傑は、スマホと人間の脳を直接繋ぐ研究をしている大学生にして、国際的に注目される若き起業家。囚われの栞に「本来の自分を取り戻させてあげる」と手を差し伸べるが、現実世界でSHIORIにも接触し、“ある計画”をささやきかけるという物語のカギを握る人物だ。河森監督は「傑の複雑な心情を魅力的に表現してくださいました」と寺西のアフレコを絶賛しており、寺西は「架神傑の、どこか掴めない雰囲気を感じてもらえたら、と思います。ほとんどの人がスマホを持っているこの時代で、スマホと、そして人との関わり方について考えさせられる作品になっています。ぜひ劇場でご覧ください」とファンに呼び掛けている。本作の公開日は2026年1月1日に決定した。(編集部・市川遥)


