安藤政信、高杉真宙、津田健次郎、吉沢悠が出演 妻夫木聡主演・日曜劇場「ザ・ロイヤルファミリー」
妻夫木聡が主演を務める10月期のTBS系・日曜劇場「ザ・ロイヤルファミリー」で、妻夫木演じる主人公・栗須栄治の人生に大きな影響を与える馬主・山王耕造（佐藤浩市）に関わる登場人物役として、安藤政信、高杉真宙、津田健次郎、吉沢悠の出演が発表された。
本作は、競馬の世界を舞台に、ひたすら夢を追い続けた大人たちが、家族や仲間たちとの絆で奇跡を起こしていく、人間と競走馬の20年にわたる壮大な物語。原作は山本周五郎賞やJRA賞馬事文化賞を受賞した、早見和真による同名小説。脚本は『桐島、部活やめるってよ』（2012）などの喜安浩平。演出は「海に眠るダイヤモンド」「アンナチュラル」などの塚原あゆ子らが務める。
妻夫木が演じる栗須栄治は、大手税理士法人に勤める税理士。人材派遣会社・株式会社ロイヤルヒューマンの創業社長で、人間味あふれる馬主・耕造（佐藤）との出会いが、栗須の人生を大きく変えることになる。栗須の元恋人で競走馬の生産牧場を営む野崎加奈子（のざき・かなこ）を演じるのは松本若菜。そして、耕造の宿命のライバル・椎名善弘（しいな・よしひろ）を沢村一樹、耕造の妻・山王京子（さんのう・きょうこ）を黒木瞳、耕造の息子でロイヤルヒューマン社の後継者候補である山王優太郎（さんのう・ゆうたろう）を小泉孝太郎が演じる。
安藤が演じるのは、広中厩舎の調教師・広中博（ひろなか・ひろし）。海外留学で調教技術を学び、若くして調教師となった人物で、馬を中心にしたチームの全員が対等であるべきという信念のもと「先生」と呼ばれることを極端に嫌う。馬の体調やその時の状況を的確に判断し、馬にとって最良の選択肢を考えることができる優秀な人材だ。
高杉が演じるのは、騎手の佐木隆二郎（さき・りゅうじろう）。調教師の父のもと、幼いころから競馬が身近であったため、自然と騎手を志していた。金髪がトレードマークでチャラい印象を持たれがちだが、調教師たちも認める騎乗センスと、強い馬に乗ることにこだわりをもち、GIでの勝利を目指している。
津田が演じるのは、「東日スポーツ」競馬班のエース記者・平良恒明（たいら・つねあき）。若手時代、取材に熱が入るあまり干されそうになったところを耕造が仲裁に入ったことで交流が始まり、今では耕造のロイヤル馬に対して好意的な記事を書く記者となっている。
そして、吉沢が演じるのは、耕造のライバルである椎名のレーシングマネージャー・相磯正臣（あいそ・まさおみ）。栗須同様、上司の馬好きに振り回されつつも、自分なりに矜持を持って仕えている。各キャストのコメントは以下の通り。（編集部・入倉功一）
＜安藤政信＞
20代前半に芝居で出会った妻夫木聡と20年ぶりの再会、共演に凄く胸が高鳴っています。
このドラマを通して普遍的にある愛や血の繋がりを次の世代へ継承していくという神秘さと温かさを僕自身も体感し、それを皆様に伝えられたらと思います。
「ザ・ロイヤルファミリー」ぜひご覧ください。
＜高杉真宙＞
お話をいただいて、原作、脚本を読ませていただいたのですが、自然と心が震えると言いますか、継承していくことの凄さと素晴らしさ、自分自身のことにふと置き換えて、現在過去未来と、出会ってきた人たち、出来事を思い、自分の血になっているんだと考えさせられました。
僕の役は、そんな皆さんの思いを乗せて走るジョッキーです。
全速力で走り切ります。
＜津田健次郎＞
馬が走る、ただそれだけの事なのに…競馬に人生を賭ける人々の姿に胸が熱くなる。
競馬には沢山の人が関わり、血が継承され、様々なドラマが生まれては消えていく。そんな物語に参加出来る事を嬉しく思います。
素敵なスタッフの皆様、豪華キャストの皆様とご一緒出来る事に心が躍ります。
「ザ・ロイヤルファミリー」どうぞ宜しくお願い致します。
＜吉沢悠＞
今回の相磯という役を演じることで、私の知らなかった“馬主さんの景色”を見られることに、興奮しています。
関係者でなければ入ることのできない場所・会えない人たちとの出会いはこのドラマでないと体験できないものです。
競馬はレース以外にも関わる人たちが沢山いて、馬との絆、血の継承と心揺さぶる物語がある世界なんだと、原作を読んで感動しました。
10月の日曜劇場でこのドラマをお届けできることを楽しみにしています。