『8番出口』小松菜奈、撮影中に急きょ顔出し出演要請「本当は声だけだった」

小松菜奈が29日、都内で行われた映画『8番出口』の初日舞台あいさつに出席し、出演に至る経緯を明かした。この日は、主演の二宮和也、共演の河内大和、川村元気監督も来場した。
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ゲームクリエイターの KOTAKE CREATE が制作した異変探しゲームを原作にしたドラマ。無限にループする地下通路に迷い込んだ“迷う男”(二宮)が8番出口を目指すが、いつまでも出口に辿り着けない。何度もすれ違う“歩く男”(河内)に違和感を覚え、やがて自分が同じ通路を繰り返し歩いていることに気付く。次々と現れる不可解な異変を見つけ、絶望的にループする無限回廊から抜け出すことができるのか…?
映画オリジナルキャラクターの “ある女”を演じた小松は「『小松菜奈はどういう役で登場するんだろう』っていう声をお聞きしていたので、やっと公開して全貌が明らかになって安心しました」とにっこり。その後、撮影エピソードを語る中、「急きょ、顔が出るシーンも増えました。本当は声だけだったんですけど、やっぱ登場しようとなって出演させていただきました」と打ち明ける。
「撮影が全然シナリオ通りに進まない」「編集したものを見たら飽きる」と明かした川村監督は、「撮影」「編集」「シナリオ書き変え」の無限ループに陥っていたことから、「やっぱり(小松に)来てもらった方がいい」となったという。小松は「呼ばれるかな? と思いました。現場に数日いさせてもらって、これ呼ばれるなと思ったら(呼ばれたので)来たー! と思った」と楽しそうに振り返った。
しかし、約1年ぶりの映画出演は凄まじく緊張したようで、川村監督は「いつもスンとした顔でやって来るんですけど、初日にまたスンとした顔でやって来たと思ったら、緊張してパイプ椅子に座って震えているんですよ。声を録っても声がずっと震えているから、これはダメだ……と思った。顔のわりに緊張するんですよね」と暴露。小松は「(緊張していないように)見えちゃうんですよ。めちゃくちゃ緊張します。ノミの心臓ぐらいなんで」と残念がっていた。(錦怜那)


