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「仮面ライダーゼッツ」小貫莉奈、2度目のシリーズ出演で叶えた夢 再び変身の可能性「魅力がより際立つのであれば」

 令和仮面ライダーシリーズ第7作「仮面ライダーゼッツ」(テレビ朝日系・毎週日曜午前9時~)にレギュラー出演している俳優・小貫莉奈(おぬき・りな/24)。主要キャラクターの一人で、若くして警視庁公安部に配属されたエリート刑事・南雲なすかをクールに演じている。「仮面ライダーギーツ」(2022~2023)に続くシリーズ出演となった小貫がインタビューに応じ、2作目の仮面ライダー作品にかける思い、キャラクターの役づくりについて語った。

【動画】「ギーツ」に続いて変身する可能性は?「ゼッツ」小貫莉奈を直撃

 「仮面ライダーゼッツ」は、自分で夢をコントロールできる「明晰夢」(めいせきむ)の能力の持ち主である主人公・万津莫(今井竜太郎)が、人の夢に潜入してミッションを遂行するエージェントとして、未知の怪人・ナイトメアから人々を守る物語。小貫ふんする南雲なすかは、不可解なまま未解決となった事件(通称:ブラックケース)を扱う警視庁公安部怪事課に配属された警部補で、オカルトまがいの職務に就かされ、その重要性を全く信じられずにいる。

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「仮面ライダーゼッツ」で叶えた夢

「ギーツ」後も特撮レギュラー出演の夢を追いかけていた - 写真:高野広美

 小貫といえば、「仮面ライダーギーツ」第17話から理想の世界を叶えるために戦うゲーム「デザイアグランプリ」のプレイヤー・我那覇冴を演じ、仮面ライダーロポに変身したことも記憶に新しい。憧れの仮面ライダー作品に携わることができた彼女だが、特撮作品で新たな夢を叶えるため、「ギーツ」終了後もオーディションを受け続けていた。

 「仮面ライダーシリーズにレギュラー出演することも、一つの夢だったんです。『ギーツ』ではヒロインの最終オーディションで落選して、悔しい思いをしました。我那覇冴役として出演した後も、レギュラーを掴むまでは(オーディションを)受け続けようと思っていたので、合格した時はすごく嬉しかったです」

 奇しくも「仮面ライダーゼッツ」のメインライターは、「ギーツ」の脚本を執筆した高橋悠也が担当している。「毎話本当に面白くて、先の展開が読めないストーリーを作ってくださるので、『次いつ来ますか?』と台本をいただくことが楽しみです。私が演じるなすかは、日常とシリアスなシーンのギャップが魅力だと思っているので、台本を読む時からそのギャップを作れるように意識しています。また、私が『ギーツ』に出演していたからなのか、『高橋さん、もしかして……?』みたいなシーンもあったりするので、私の中でも楽しみながら演じています」

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葛藤抱えるクールなエリート刑事

ブラックケースの真相を追い求める怪事課コンビ - (c)2025 石森プロ・テレビ朝日・ADK EM・東映

 南雲なすかは、怪事課の課長・富士見鉄也(三嶋健太)と共にブラックケースの真相を追い求める。国家公務員総合職試験に優秀な成績で合格するなど、クールで真面目なエリート刑事だが、小貫は「心の中ではいろいろと考えている、葛藤が多いキャラクター」と表現しており、演じる際には「動きに変化をつける」ことを意識しているという。

 クールなキャラクターは「ギーツ」の我那覇冴役で一度経験しているが、小貫は「路線は一緒だけれども、また違ったクールキャラになっている」と自信をのぞかせる。なすかの個性は、パイロット監督の上堀内佳寿也が引き出してくれたといい「私の中にあるクールなイメージを、上堀内さんがどんどん崩してくださり、なすか独自のいいキャラクターが確立しました」と上堀内監督に感謝した。

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 富士見役の三嶋とは、撮影初日から一緒に台本を読み合わせするなど、積極的にコミュニケーションを取っている。「いい意味で年齢が離れている感覚がなく、すごく話しやすいです」と笑顔を見せると、「三嶋さんとは(撮影が)はじまる前から、『良い関係性になれたらいいね』とお話ししていたので、ぜひ楽しみにしていてほしいです」と怪事課バディの今後に期待を寄せた。

2度目の仮面ライダー変身、可能性は?

仮面ライダーロポに続く変身願望は? - 写真:高野広美

 2度目のシリーズ出演では「演技を楽しむこと」も目標にしているという。「『ギーツ』に出演していた時は、ただ夢中でお芝居をしていたので、今回は楽しみながら演じたいです。なすかは、撮影現場に行って初めてわかる感情もあるので、撮影現場の空気感であったり、演者のみなさんのお芝居を見て学びながら、楽しんで演じていけたらと思っています」

 夢が舞台となる「仮面ライダーゼッツ」で、新たな目標を叶えた小貫。「目標はコツコツ積み重ねていくことで、叶えていくものだと思います。『やっぱり無理だ……』とは思わずに、大きな夢を持ち続けていれば、いつか叶うはずです」と演技を通して、子どもたちをはじめとする視聴者にメッセージを届ける。

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 小貫に対しては、制作発表イベントから「再び仮面ライダーに変身するのでは?」という期待の声が後を絶たない。仮面ライダー経験者が別の作品で新たな仮面ライダーに変身するケースは過去にもあるが、小貫は「『ギーツ』で変身させていただいたので、ファンのみなさんの期待度は高いと思います。なすかが変身することで魅力がより際立つのであれば変身したいですし、そうでなくても、物語が面白くなるのであれば、しなくてもいいかなと思います」と今後の展開に身を委ねていた。(取材・文:編集部・倉本拓弥)

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