ADVERTISEMENT

北村匠海、朝ドラ後初ドラマで大泉洋と念願の初共演「僕を“ちょっとだけ”救ってくれた方」

「ちょっとだけエスパー」に出演する北村匠海
「ちょっとだけエスパー」に出演する北村匠海 - (C)テレビ朝日

 北村匠海が、大泉洋主演のテレビ朝日系・連続ドラマ「ちょっとだけエスパー」(10月21日スタート、毎週火曜よる9:00~9:54)に出演することが16日に発表された。連続テレビ小説「あんぱん」の柳井嵩役で話題の北村は、朝ドラ後、初のドラマとして本作に出演。「水曜どうでしょう」の大ファンだといい、憧れの大泉と初共演を果たす。

【画像】再現度がすごい!「あんぱん」晩年の嵩(北村匠海)とのぶ(今田美桜)

 『ラストマイル』(2024)などヒットメーカー・野木亜紀子の完全オリジナル脚本となる本作は、会社をクビになり、家族も貯金も失ったサラリーマン・文太(大泉)が、“ちょっとだけエスパー”として「世界を救う」仕事を任されるジャパニーズ・ヒーロードラマ。「人を愛してはいけない」という不可解なルールを課された文太は、見知らぬ女性といきなり夫婦生活を送ることになり、不思議なSFラブロマンスが展開する。文太の謎多き妻・四季役で宮崎あおい(※崎=たつさき)、文太のエスパー仲間・桜介(おうすけ)役でディーン・フジオカが出演する。

ADVERTISEMENT

 北村が演じるのは、文太ら“ちょっとだけエスパー”たちに急接近する謎多き大学生・市松。「『水曜どうでしょう』が大好きで、どれだけあの日常感に救われたことか…。ある意味、大泉さんは僕を“ちょっとだけ”救ってくれた方」と語る北村は、憧れの大泉と念願のドラマ初共演。撮影初日から「2人でいろんな話をして、おなかがよじれるほど笑いました。今では“オモロイおじさん”という印象です(笑)」と早くも距離を縮めているようだ。

 一方、劇中で演じる市松は、文太たちの敵か味方かわからない、謎めいたキャラクターとなり、北村は「ずっと“つかめない普通さ”があるといいなと思っています」とコメント。「ある意味で、作品を引き締める立場でもありながら、ずっと漂っているような役だとも思います」と語っている。

 本作のキャストは火曜日に順次発表されていく予定で、次週23日には、2名のキャストが発表される予定。大泉は「まず、1人目の方とは本当に久しぶりの共演でございます。そして私は、この方を母親だと思っているようなところもあるといいますかね。印象としては“ママ”というよりは“母上”という感じでしょうか。そして、2人目の方も久しぶりの共演でございます。いま、脂がノリにノッてらっしゃる感じですね。以前から面白い役者さんだなと思っていましたが……平たく言うと“売れたな”という感じです(笑)」とヒントを明かしている。

ADVERTISEMENT

北村匠海(市松・役)

ーー本作の出演オファーを受けた際のお気持ちは?

「にじいろカルテ」「星降る夜に」でご一緒したプロデューサーの方からお話しをいただいて、すごく“らしいな”というところからスタートしました。そして僕がすごく大好きな役者・大泉さんが主演! 僕は「水曜どうでしょう」が大好きで、どれだけあの日常感に救われたことか…。ある意味、大泉さんは僕を“ちょっとだけ”救ってくれた方なんです。年末の大型音楽番組で司会をなさった時に初めてお会いして「ファンです」とお伝えしたくらいなので、今回ドラマで再会できるという喜びが大きかったです。そして、連続テレビ小説「あんぱん」で1年間という長い撮影を終えた次の作品だったので、いい意味で肩の力を抜けるチームに参加したいなという気持ちもありました。

ーー脚本を読まれた感想をお聞かせください

読み進めていくと、“SFバトルアクションもの”とも言える内容なんですが、そこにはずっと何か“普通じゃなさ”が漂っていて…。この作品を見た人が、ちょっとだけ平和な日常を感じられるのではないかと思える優しさや温かさがすごく詰まっている物語です。読んでいて面白いのはもちろんなんですが、すごく大きな船に乗ったような気持ちになりました。

ADVERTISEMENT

ーー市松はどんなキャラクターですか?

まだ言えないことばかりなんですが……ある意味、本当に普通の大学生です(笑)ただ、別の角度から見ると変すぎる!それが絶妙なキャラクターです。
このドラマは個性豊かな人たちが集まっているので、その中で市松というキャラクターには、ずっと“つかめない普通さ”があるといいなと思っています。ある意味で、作品を引き締める立場でもありながら、ずっと漂っているような役だとも思います。

ーー大ファンだとおっしゃっていた大泉さんとご一緒されていかがですか?

初日から2人でいろんな話をして、おなかがよじれるほど笑いました。今では“オモロイおじさん”という印象です(笑)。基本的には「(水曜)どうでしょう」の話をずっとしているんですが、たくさんお話をさせていただいて、楽しいスタートが切れました! クランクインの日、撮影に入る前に「市松役の北村匠海さんです!」と紹介された瞬間、大泉さんがジッと僕を見ていて、「これは試されているな…?」と感じました(笑)。何かを欲しているとはわかったんですが、すぐに応えることができなくて…のちほど「数カ月でものにします!」とお伝えしました(笑)。

ADVERTISEMENT

ーー個性豊かなキャラクターがたくさん登場しますが、一番気になっているのは?

個性が爆発している桜介です。ディーンさん自身も個性と自分の世界をお持ちなんですが、それを押しつけるわけではなく、気づけばディーンさんの世界に勝手にお邪魔している感じなんですよね。前にドラマでご一緒したとき、急に「匠海くん、ちょっとミット打ちしようよ」と言われたんです。そしたら車からミットとグローブが出てきて、本番が始まる直前まで汗をかかされました(笑)。今回、そんなディーンさんがさらに個性を増幅させたようなキャラクターで…すごく面白いと思います。

ーー《ジャパニーズ・ヒーロードラマ》にちなみ、北村さんにとってヒーローといえる存在は?

僕はいろんなジャンルがありますが、各ジャンルにヒーローがいます。いろんなヒーローが増えすぎて絞りきれないんですが、始まりはジョン・レノンさんだった気がします。曲ももちろんなんですが、“存在”としてずっと憧れていました。そしてOasisさん、RADWIMPSさん、THEE MICHELLE GUN ELEPHANT さん、チバユウスケさん…僕には音楽のヒーローがいっぱいいます。役者だと僕、チャウ・シンチーさんが好きで、一番数を重ねて見た映画が『少林サッカー』(2001年)なんです。なぜか回数で言うとダントツで見ていますね。

ADVERTISEMENT

ーーもしエスパーになれるとしたら、どんな能力がほしいですか?

完璧な火加減を手に入れることができるエスパーがいいです。料理するときにミリも違わない、これがベストだという火加減を常に叩き出せるエスパー。僕は普段、結構料理をするんですが、成功もあれば失敗もある。失敗もまた良しなんですが、できれば火加減だけは間違えたくないんですよね。

ーー最後に、放送を楽しみにしている視聴者の皆さんにメッセージをお願いします

作品が始まる前に制作チームからいただいた言葉なのですが、“世の中のヒーローは強すぎる”。でもこのドラマに出てくるのは、ちょっとだけのエスパー。見てくださる皆さんの日常がちょっとだけ平和になればいいなという思いを込めて、楽しみながらこのドラマをお届けしたいと思います。
僕が演じる市松は謎の多い人物ではありますが、これから先、この世界と携わって日々を重ねていくことがすごく楽しみです。温かく、見応えがあって“漠然とこれを見られている僕らって平和なのかもしれない”と感じることができるドラマなのかなと思います。ぜひとも皆さん、楽しみに待っていてください。

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • ツイート
  • シェア
ADVERTISEMENT