朝ドラ「風、薫る」ヒロイン・見上愛「いよいよ始まったんだな」

8日に栃木でクランクインした2026年度前期連続テレビ小説「風、薫る」の取材会が14日に行われ、主人公の一人を演じる見上愛、制作統括の松園武大がコメントを寄せた。併せて栃木で撮影された場面写真も公開された。
連続テレビ小説第114作となる本作は、まだ女性の職業が確立されていなかった明治期に、トレインドナース(正規に訓練された看護師)をモチーフに描く、考え方もやり方もまるで違う二人の主人公の物語。看護婦養成所を卒業した一ノ瀬りん(見上愛)と大家直美(上坂樹里)が、患者や医師たちとの向き合い方に悩みぶつかり成長していく中でバディとなり、まだ見ぬ世界を切り拓いていく。脚本はドラマ「ダメな私に恋してください」(2016)、「くるり~誰が私と恋をした?~」(2024)などの吉澤智子。
主人公・一ノ瀬りんを演じる見上愛もクランクイン初日から撮影に参加し、自然あふれる那須で家族や幼なじみと過ごすシーンを中心に撮影がスタート。見上は「いよいよ始まったんだなという思いです。雨が降っても皆さんすごく生き生きと仕事をして、温かい現場を作ろうとしてくださるので、ものすごく撮影が楽しいです。きょうはお祭りのすごくにぎやかなシーンで、お天気も味方してくれて。ここはみんながあたたかく幸せな場面になるので、そういうシーンをとれたんじゃないかなと思います。色んな稽古を積み重ねていく中で少しずつりんというものが出来上がっていくと思いますし、脚本が示しているりん像を皆さんと少しずつ歩み寄りながら表現していけたらと思っています」とコメント。
制作統括の松園武大は「連続テレビ小説『風、薫る』、栃木で無事にクランクインを迎えました。栃木ロケでは天候に悩まされていますが、クランクイン初日は奇跡的に晴れて、チーム全員が「ここから1年頑張ろう」と気持ちをひとつにできたスタートでした。本日の大雄寺での撮影も、この空間が持つ力みたいなものをお借りして、また50名近くの地元のエキストラの方々が参加してくださり、とても熱気に満ちた一日になりました。この地域の自然や人柄などの魅力を、我々のできる最大限のパフォーマンスで伝えていきたいと思っています」と語っている。
前日の13日には新たに佐野晶哉(Aぇ! group)、藤原季節、林裕太、坂東彌十郎、内田慈、小倉史也、片岡鶴太郎、松金よね子、広岡由里子、春海四方の出演が発表された。(石川友里恵)


