『バイオハザード』リブート版、物語は完全オリジナルに「ゲームファンが落胆することはない」

人気ホラー『バイオハザード』を再リブートする新作映画は、ゲームの世界観を舞台にした完全オリジナルストーリーになると、監督&脚本のザック・クレッガーが Entertainment Weekly に明かした。
【画像】シーズン1で打ち切りとなった実写ドラマ版「バイオハザード」
カプコンの人気ホラーゲーム「バイオハザード」は、ポール・W・S・アンダーソン監督&ミラ・ジョヴォヴィッチ夫妻のタッグで6本の実写映画が製作された後、2022年に映画『バイオハザード:ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ』で一度リブートされている。新作を手がけるクレッガー監督は、「バイオハザード4」を100回以上プレイするほどゲームマニアで、かねてより「この映画はゲームへのラブレターであり、ゲームのルールに従った物語を描いています」と原作回帰の姿勢を見せている。
全米で大ヒットを記録した新作ホラー映画『ウェポンズ(原題) / Weapons』のホームリリースを記念して同サイトの取材に応じたクレッガー監督は、次回作となる『バイオハザード』について言及。詳細は伏せたままだが「完全オリジナルの物語です」と明言し、「映画を観たら、きっと『これはすごくザックらしい』と思うはずです。舞台が『バイオハザード』の世界というだけなんです。ゲームファンのみなさんが、落胆することはないと思います」と自信をのぞかせた。
クレッガー監督は以前、今作に既存のゲームキャラクターは登場しないと明かしていた。歴代主人公の中でも特に人気が高いレオン・S・ケネディについても「レオンを借りて、オリジナルストーリーに登場させることはしません。それは出過ぎた真似だと思います」と敬意を払い、「もちろん、ゲームに対するリスペクトを払いながら、ゲームで愛されている要素を残し、カノン(正史)に沿った『バイオハザード』の物語を語ろうと思っています」と続けた。
リブート版は、約1年後の2026年9月18日に全米公開予定。主要キャストには、『ウェポンズ(原題)』でクレッガー監督とタッグを組んだばかりのオースティン・エイブラムスや、マーベル映画『ファンタスティック4:ファースト・ステップ』でモールマンを演じたポール・ウォルター・ハウザーが名を連ねる。(編集部・倉本拓弥)


