志田未来&渡邊圭祐、娘を亡くした夫婦役で初共演 浜辺美波×目黒蓮『ほどなく、お別れです』出演

俳優の浜辺美波と Snow Man の目黒蓮がW主演を務める映画『ほどなく、お別れです』(2026年2月6日公開)に、志田未来と渡邊圭祐の出演が決定した。初共演となる二人は、愛する娘との別れに向き合う夫婦を演じる。
『ほどなく、お別れです』は、累計発行部数40万部を突破している、長月天音による小説シリーズの映画化作品。就職活動に全敗し、とあるきっかけで葬儀会社にインターンとして就職したヒロインと、そんな彼女を厳しく指導する指南役の葬祭プランナーがタッグを組み、“最高の葬儀”を目指す。浜辺が新人葬祭プランナーの清水美空を、目黒が美空をスカウトする漆原礼二を演じる。
志田と渡邊が演じるのは、美空と漆原が葬儀を担当する、愛娘を亡くした夫婦。愛しい娘を失った悲しみに囚われる母・久保田理恵を演じる志田は、これまで「14才の母 ~愛するために 生まれてきた~」(2006)、「はじめまして、愛しています。」(2016)、「コウノドリ」(2017)などの作品で、様々な母親像を演じてきた。
本作のクランクアップ時に、志田は「“人の死”を扱う作品のため、どのように演じればいいのか、不安やプレッシャーはありましたが、短い撮影期間の中で、理恵の娘の死を受け入れられないところから始まる心境の変化をしっかり見せられるよう、意識して演じました。本作は、悲しいこと以上に人の温かさや愛をとても感じられる作品だなと思います。ぜひ大切な人と一緒に観ていただきたいです」とコメントを寄せた。
一方、理恵の夫・久保田宏之を演じる渡邊は、父親役に初挑戦。幼い娘の死に悲痛な思いを抱える中、悲しみに暮れる妻に寄り添い励ますという難役に挑み、「連日、胸が締め付けられる想いでした」と吐露。「撮影中は志田さんが醸し出す空気感に素直に身をゆだね、感情のままに、夫として、そして父として、間で揺れ動くようなイメージで演じました。実は、こんなにも脚本で泣いた作品は初めてで、読み終えるまでに3日かかりました。脚本の段階でこれほど心を揺さぶられたのですから、映像はさらに素晴らしいものになっていると思います」と作品への深い想いを語っている。
本作ではそのほか、本作の舞台となる葬儀会社「坂東会館」で美空&漆原と共に働く同僚・赤坂陽子を森田望智、社長・坂東稔を光石研が演じる。監督は『アオハライド』(2014)、『知らないカノジョ』(2025)などの三木孝浩。脚本は『余命10年』(2022)、ドラマ「最後から二番目の恋」シリーズ(2012~)などの岡田惠和監修のもと、「ライオンのおやつ」(2021)などを手掛けてきた本田隆朗が手掛け、音楽は数多くのアーティストのプロデュースやアレンジを手掛けてきた亀田誠治が担当する。
志田未来、渡邊圭祐のコメント全文は以下の通り。(編集部・入倉功一)
久保田理恵役/志田未来
5歳の娘・比奈を先天性心疾患で亡くした母親。病を治したい一心から辛い治療と入院生活を強いてしまい、楽しい思い出を作ってあげられなかったことを後悔している。
<志田未来 コメント>
シリアスなシーンが多く、一つ一つ緊張感をもって取り組んでいたため、いまは無事に撮影を終えて良かったなという気持ちでいっぱいです。
オファーをいただいた際は、原作を読んだことがあったため、ぜひやらせていただきたい!という気持ちと、お久しぶりの三木監督に成長する姿をお見せできたら…という気持ちでした。“人の死”を扱う作品のため、どのように演じればいいのか、不安やプレッシャーはありましたが、短い撮影期間の中で、理恵の娘の死を受け入れられないところから始まる心境の変化をしっかり見せられるよう、意識して演じました。本作は、悲しいこと以上に人の温かさや愛をとても感じられる作品だなと思います。ぜひ大切な人と一緒に観ていただきたいです。
久保田宏之役/渡邊圭祐
5歳の娘・比奈を先天性心疾患で亡くした父親。憔悴しきった妻を支える。
<渡邊圭祐 コメント>
初めての父親役と、既に娘に先立たれているという設定で、連日、胸が締め付けられる想いでした。撮影中は志田さんが醸し出す空気感に素直に身をゆだね、感情のままに、夫として、そして父として、間で揺れ動くようなイメージで演じました。また、目黒さん演じる漆原の「ほどなく、お別れです」というセリフがとても印象的で。現実をなかなか受け入れられない遺族に、そっと区切りを与え、未来へ進むための背中を押してくれるように聞こえました。
実は、こんなにも脚本で泣いた作品は初めてで、読み終えるまでに3日かかりました。脚本の段階でこれほど心を揺さぶられたのですから、映像はさらに素晴らしいものになっていると思います。誰もがいつか経験するテーマだからこそ、映画館で感情のままに観て、何かを感じ取っていただけたら嬉しいです。見どころは、観てくださる方それぞれの心に響く部分にあると思います。


