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『愚か者の身分』北村匠海&林裕太&綾野剛が最優秀俳優賞!釜山国際映画祭で快挙

授賞式でスピーチを披露する林裕太
授賞式でスピーチを披露する林裕太

 9月17日より韓国・釜山で開催され、本日(26日)クロージングを迎えた第30回釜山国際映画祭で、本年度より新設されたコンペティション部門に選出された『愚か者の身分』(10月24日公開)で主演を務める北村匠海、共演の林裕太綾野剛の3名が揃ってThe Best Actor Award (最優秀俳優賞)を受賞。現地で授賞式に登壇した林裕太のスピーチに加え、受賞を受けた3名のコメント動画も公開された。

【画像】釜山国際映画祭授賞式の様子

 『愚か者の身分』は西尾潤の同名小説を、岩井俊二監督の元で長年助監督を務めた永田琴監督が映画化。貧しさから闇ビジネスの世界に足を踏み入れてしまい抜け出せなくなった3人の若者たちの3日間の出来事をそれぞれの視点から映し出す。

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 審査員からの受賞理由として挙げられたのは「それぞれ個性がありながらも完璧に調和した、この3人の若い俳優たちの演技は、セリフに若々しいエネルギーを吹き込み、観客が登場人物と共に笑い、涙し、成長できる特別な力を示していた」こと。

 授賞式に登壇した林は、永田監督と森井輝プロデューサーが見守るなか花束とトロフィーを受け取り、緊張しながらもスピーチを披露。「選択肢のない人が愚かなのか、それとも選択肢を確保しないその環境が、世の中が愚かなのか」「ただ、この映画において最も大切なことは、生きようとすることは決して愚かな選択肢ではないということです」と想いを語る。

 そして「たとえ大きな夢や、何か大きな意義を見出さなくても、自分を支えてくれる誰かがいるなら、ここに生きる意味は大いにあるということだと僕は思っています。それを教えてくれたのがこの映画であり、今日来られなかった北村匠海さん、綾野剛さんです」「今日のこの特別な瞬間を、この特別な感情を、日本に帰って3人で分かち合いたいなと思います」と共に受賞を果たした先輩たちへの感謝を吐露。最後は、日本から持参し、お守りにしていたと言う北村、綾野のアクスタを披露して会場を和ませた。

 コメント動画では、主演の北村が受賞を受け「率直に3人でとるっていうのが、すごいこと」と感激し、綾野も「3人で1人の感情として捉えてもらえたことがとても嬉しい」と喜びを語っている。(石川友里恵)

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