「べらぼう」歌麿の妻に“異変”…ネットで動揺広がる

横浜流星主演の大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」(毎週日曜NHK総合よる8時~ほか)の28日放送・第37回では、喜多川歌麿(染谷将太)の妻きよ(藤間爽子)の“異変”を示す描写が注目を浴び、フラグと見る声が多く寄せられている(※一部ネタバレあり)。
第37回「地獄に京伝」は、“ふんどし”こと時の老中・松平定信(井上祐貴)の取り締まりにより才人・恋川春町(岡山天音)が自死に追い込まれたのちの展開。春町の死は地本問屋や戯作者たちに波紋を呼び、それでも蔦重(横浜流星)は黄表紙の灯を消さぬよう政演(古川雄大)に執筆を依頼。一方、定信は春町の死に責任を感じ、自身の政策を貫く決意を強くし、中洲の取り壊し、大奥への倹約などを進めていく。
そんななか、歌麿に朗報が。歌麿の作品に感涙した栃木の豪商(U字工事・福田薫)が、歌麿に「うちの屋敷に飾る絵を肉筆で」と依頼。一点ものの肉筆は高値がつくだけではなく絵師の名を高めるもので、歌麿は大喜び。「おきよがいたら俺なんでもできる気がするよ」と声を弾ませる歌麿に「癒やされる」「幸せで何より」と沸くが、その後に映しされたのがきよのくるぶしのアップ。そこには赤い湿疹があり、視聴者は「今のカットは何?」「足元が気になる」「足にデキモノあったよね?」「これはもしや…」「きよさん病気なの?」「やめて!」「おきよちゃん疱瘡?」とざわざわ。
さらに、後の場面では政演が歌麿宅を訪ねた際、きよの湿疹が広がっており、SNSでは「ああああ増えてるー!」「広がってる」「ひょっとして梅毒…」「嫌な予感…」「不穏すぎる」「脚本鬼」「勘違いであってほしい」「きよさんまで奪わないでくれ」と悲鳴が。
耳が聞こえないきよは親を亡くし、洗濯女として生計を立て、時には客を取りながらかろうじて生きてきた。歌麿にとって、きよは自身のトラウマを克服するきっかけとなった、かけがえのないミューズ。しかし……これまでも瀬川花魁(小芝風花)、誰袖花魁(福原遥)、新之助(井之脇海)ら蔦重と近しい人物たちが幸福の絶頂を迎えたのちにどん底に突き落とされるケースが多々あったため、歌麿ときよもまた同じ末路をたどるのではないかと不安視する声が上がっている。(石川友里恵)


