「べらぼう」元宝塚トップ・望海風斗&古川雄大の共演に歓喜

横浜流星主演の大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」(毎週日曜NHK総合よる8時~ほか)の28日放送・第37回では、元宝塚歌劇団の雪組トップスター、望海風斗が演じる座敷持花魁・菊園が初登場。別作品でも共演予定の古川雄大とのシーンが注目を浴びた(※一部ネタバレあり)。
第37回「地獄に京伝」は、時の老中・松平定信(井上祐貴)の取り締まりにより才人・恋川春町(岡山天音)が自死に追い込まれたのちの展開。春町の死は地本問屋や戯作者たちに波紋を呼び、政演もまた「御政道を風刺した」としてお咎めを受けていた。一方で、蔦重(横浜)は春町の死を無駄にしてはならないと黄表紙存続に燃え、政演は蔦重に焚きつけられながらも複雑な思いでいた……。
望海演じる菊園は、政演が通い詰める馴染みの座敷持花魁。付き合いは3年に及ぶ。菊園は縫物をしていると、じっと見つめる政演を「おや…惚れ直しんした?」とからかう。菊園いわく、そろそろ年季があけるそうで政演に身請けしてもらうことを願っている様子。女郎屋の扇屋(山路和弘)も「(政演にとって菊園は)女房じゃねえか」「おっかさんじゃねえか」と身請けを願ってやまない。
放送前にドラマの公式Xに投稿された望海と古川のコメント動画によると、二人は本作が初共演。10月10日より上演される舞台「エリザベート」では望海がハプスブルク帝国最後の皇后・エリザベート、古川が彼女を愛する黄泉の帝王・トートを演じることもあり、SNSでは大河ドラマ初出演の望海に「ビックリなんですけど」「叫んでしまった」「花魁なんですか!」「色っぽい花魁だなぁ」「艶っぽい」「妖艶」といった歓喜の声のほか、「エリザベート」のワードが飛び交うこととなった。
のちの場面では菊園がとりもった縁により政演が善玉悪玉を擬人化した心学本を出すこととなり、寝耳に水の蔦重は見事ながら定信の教えをよいしょする内容に激怒。「面白ければいいじゃないか」という政演と蔦重に亀裂が走り、政演の衝撃的な一言で幕を閉じた。(石川友里恵)


