「ばけばけ」濱正悟が吉沢亮の友人役 「舞いあがれ!」以来の朝ドラ出演「挑戦であり新境地」

連続テレビ小説「ばけばけ」(NHK総合・月~土、午前8時~ほか ※土曜は1週間の振り返り)の新たな出演者が発表され、俳優の濱正悟が、吉沢亮ふんする錦織友一の友人役を務めることが明らかになった。濱の朝ドラ出演は、2022年度後期放送の「舞いあがれ!」以来、2度目となる。
連続テレビ小説113作目の本作は、松江の没落士族の娘・小泉セツをモデルとしたオリジナル作品。外国人の夫と共に怪談を愛し、急速に西洋化が進む明治の日本の中で埋もれてきた名も無き人々の心に光をあて、代弁者として語り紡いだ夫婦の物語をフィクションとして描く。ヒロイン・松野トキ役は高石あかり(高=はしごだか)、夫のヘヴンをトミー・バストウが演じている。
濱が演じるのは、松江の秀才・庄田多吉(しょうだ・たきち)。松江中学で英語教師を務める錦織友一の友人で、「大盤石(だいばんじゃく)」と呼ばれる錦織に対して「半分弱」と自称する。
「舞いあがれ!」以来となる朝ドラ出演に、濱は「久しぶりにBK(NHK大阪)に舞いもどることができて嬉しいです!」と笑顔。「大真面目なのにどこか可笑しく愛おしい登場人物たちの心優しい不思議な物語に魅了されました」と脚本を読んだ際の印象を明かすと、「庄田多吉のように、ものすごく純粋な役柄は実はあまりやったことがなかったので、個人的には挑戦であり新境地になりそうです。素敵なキャスト・スタッフの皆さんと共に過ごす時間を大切に刻んでいきたいと思います」と意気込んだ。
制作統括・橋爪國臣は、濱の起用について「濱正悟さんは、確かな演技力で、この庄田の持つ独特の間合いや一筋縄ではいかない感情の機微を表現できる方です。物語のなかでトキやヘブンとも深く関わっていきます。庄田がどのように物語を動かしていくのか、ぜひご注目ください」と期待を寄せている。(編集部・倉本拓弥)


