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水上恒司、Snow Man宮舘涼太の“怪演”に思わず「笑いそうになった」

水上恒司&宮舘涼太(Snow Man)
水上恒司&宮舘涼太(Snow Man)

 俳優の水上恒司Snow Man宮舘涼太が4日、TOHOシネマズ六本木ヒルズで行われた映画『火喰鳥を、喰う』の公開記念舞台あいさつに、共演の山下美月と出席。劇中で披露する宮舘の怪演を、水上ら共演者たちが絶賛するひと幕があった。この日は豊田裕大麻生祐未本木克英監督も来場した。

【画像】水上恒司&山下美月&宮舘涼太ら勢揃い!舞台挨拶の様子

 第40回横溝正史ミステリー&ホラー大賞を受賞した原浩の小説を実写化した本作は、戦死したと聞かされた祖父の兄が残した異様な日記を読んだ男性とその妻が、それを機に不可解な現象に見舞われるミステリー。

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 この日のイベントは、ライブビューイング上映で全国の劇場に配信された。会場も大勢のファンで満員ということで、おもむろに司会者から「キュンとくるセリフをお願いします!」とムチャぶりをされた宮舘だったが、キリッとした表情で「映画、楽しかった?」と問いかけると、会場からは大きな拍手が。その様子に宮舘も「キュンとしたかどうかは分かりませんが、皆さんから楽しかったと拍手をいただきました。ありがとうございます」と安どの表情を見せた。

 本作で宮舘が演じたのは、敵か味方か分からない、超常現象に造詣が深い北斗総一郎。映画を鑑賞したばかりで、宮舘の“怪演”を堪能したばかりということで、「若干ちらほら笑ってる方がいらっしゃいますね」と笑ってみせた宮舘。本作のテーマである“執着”の思いが色濃いキャラクターとなったが、共演者たちには強烈なインパクトを残した。

 主人公・久喜雄司役の水上は、そんな宮舘との共演について「本当に笑いそうになる瞬間が何回かありました。でもそれがまた(宮舘演じる)北斗のいい味を出していて、面白かった」と告白し、会場は大笑い。宮舘も「衣装が黄色と紫なんだよね。だから時期的にもハロウィンにピッタリ。自分でも『公開日も10月3日だしな』と思いながら」と笑いながら述懐。山下も「ほんとにすごく変でしたよ」と念を押すと、宮舘もあわてた様子で「変って言わないでよ」と苦笑いだったが、「すばらしい変さですよ。これは褒めてますよ」とフォローしてみせた。

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 そんなキャスト陣を笑顔で見守っていた本木監督は、およそ1年前の夏に行われたという撮影を振り返り、「1年って早いなと思いながら。かなりの時間を、編集も含めてこの映画をどう仕上げていくかということに時間を費やしてましたので。あっという間に過ぎたんですけど、自分としては今まで見たことのないようなジャンルのものを見たい、という観客の気持ちになりたいなと思い、1人目の観客として作っていったという感じです。感無量でございます」としみじみ。

 宮舘の怪演は、撮影初日からすでに始まっていたという。水上が「好きなシーン」として挙げたのは、宮舘演じる北斗が初めて登場するシーンだった。「あのシーンはクランクインの日に撮ってるんですよ。あの膨大なセリフ、これは絶対緊張するし、見てるこっちも緊張してもおかしくないようなシーンなんですけど、舘さんはその緊張が見えなくて。『緊張しないんだ』と思っていたら、あの芝居が始まったんですよ。僕はちょっと(途中で)セリフを入れるだけなんですけど、『なんだ、こいつ』とずっと笑いそうになっていた」と述懐しつつも、「この段階の雄司としては、そうやって北斗を拒絶しているシーンなので、その感情で正しかったんですけどね」と笑ってみせた。

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 ちなみに、このシーンの長回しは宮舘自身が監督に提案したものだという。「監督は『カットを割りますよ』と言ってくださったんですけど、僕としては1回も止めたくなかったんです」と切り出すと、「ページで言うと5、6ページぐらいあったんですけど、それを1発で長回しでやらせてくださいと僕の方からお願いして、撮らせていただきました」と明かす。

 そのシーンについて山下も「すごかったです。しかもほとんどミスもなくて。普段、東京でお忙しいのに、いつ覚えてるんだろうと思いましたね」と舌をまくと、「家です」とクールに返した宮舘。そんなやり取りに会場も大いに盛り上がった。(取材・文:壬生智裕)

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