南沙良、ゆりやんレトリィバァ初監督『禍禍女』主演 ゆりやん絶賛「全力でぶつかってきてくれた」

ゆりやんレトリィバァの初監督作品『禍禍女』(まがまがおんな)の主演俳優とスタッフが2日に発表され、女優の南沙良が主人公を演じることが明らかになった。また、本作が2026年2月6日に全国公開されることが決定した。
【画像】ゆりやん・唐田えりか・剛力彩芽らが激変!「極悪女王」場面写真
『禍禍女』は、ゆりやんの実際の恋愛を全て詰め込んだという、“狂気の恋愛映画”。南は、ある男性に想いを寄せる美大生の主人公・上原早苗役で主演を務め「私自身初めての挑戦が多い作品でしたが、早苗の感情に触れることで、私自身のなかにも眠っていた感情が呼び起こされていくような感覚でした」とコメントする。
南は、2018年公開の主演作『志乃ちゃんは自分の名前が言えない』で第43回報知映画賞や第61回ブルーリボン賞新人賞を受賞。今年は7月に主演作『愛されなくても別に』が公開され、来年1月には出口夏希とのダブル主演作『万事快調<オール・グリーンズ>』の公開を控えるなど活躍の場を広げている。
監督のゆりやんは、そんな南とのタッグを「沙良さんには殻を破って欲しかったので、そのためには自分も殻をかぶっていてはいけないと思い、本音でぶつかりましたら、沙良さんも全身で受け止めて全力でぶつかってきてくださいました」と振り返り、「こんな南沙良さんをみたことがありませんでした!」と語っている。
さらに脚本は、『ミスミソウ』(2018)、 『許された子どもたち』(2020)、今年11月公開予定の『ヒグマ!!』など、センセーショナルな題材に挑み続ける映画監督の内藤瑛亮が担当。内藤は、まだ詳細の明かされていない本作について「ゆりやんさんを傷つけた男たちを呪う気持ちで書きました。どうか、その『呪い』の拡散にご協力いただければ幸いです」と思いを語っている。
そして音楽は、新しい学校のリーダーズの「オトナブルー」など、数々の話題曲をプロデュースするトラックメーカー/音楽プロデューサーのyonkeyが担当。自身初となる実写映画の音楽に挑んだyonkeyは「オファーをいただいたときからワクワクでいっぱいでした。音楽もゆりやんさんが表現したかった"これまでの恋愛を元にした映画"に寄り添えて作れたと思います」と自信をのぞかせる。ゆりやんレトリィバァ監督、南沙良らのコメント全文は以下の通り。(編集部・入倉功一)
監督・ゆりやんレトリィバァ
主演は南沙良さんです!
沙良さんには、今回の役を演じていただくにあたり、殻を破って欲しかったので、そのためには自分も殻をかぶっていてはいけないと思い、本音でぶつかりましたら、沙良さんも全身で受け止めて全力でぶつかってきてくださいました。早苗役を南沙良さんにお願いして本当によかったですし、沙良さんしかいませんでした。
こんな南沙良さんをみたことがありません! ありがとうございます!
沙良、LOVE!
主演・南沙良
お話をいただいたときは、ゆりやん監督の世界観に入れることがとても楽しみでしたし、自然と挑戦してみたいと思えました。私自身初めての挑戦が多い作品でしたが、早苗の感情に触れることで、私自身のなかにも眠っていた感情が呼び起こされていくような感覚でした。そしてゆりやん監督は初めての長編映画とは思えないほど、ユーモアと情熱を持って作品を導いてくださいました。現場は常に温かく、エネルギッシュな空気に満ちていて、その中で自由に表現することができたと思います。是非たくさんの方に、いろんな形で自由にこの映画を楽しんでいただけたら嬉しいです。
脚本・内藤瑛亮
もともとゆりやんレトリィバァさんのファンでしたので、 ご一緒できることが本当に嬉しく、すぐにお引き受けしました。 「ゆりやんさんに喜んでもらいたい」という気持ちをモチベーションに全力で取り組みました。 褒めてくださるたびに励みになり、「このセリフ最高です」とその場で口にしてくださった瞬間は忘 れられません。”ホン”作りでは、ご自身の恋愛話も語ってくださり、そこに登場する男性たちがあま りに強烈で、フィクションの中で彼らに報いを与えたいと決意しました。 ”ホン”作りは苦しいことが多いのですが、『禍禍女』は唯一心から楽しく、もし時間を戻せるならも う一度やりたいと思えるほど幸福な時間でした。ゆりやんさんを傷つけた男たちを呪う気持ちで書き ました。どうか、その「呪い」の拡散にご協力いただければ幸いです。
音楽・yonkey
今回が自分にとって初めての劇伴挑戦ということもあり、オファーをいただいたときからワクワクでいっぱいでした。ゆりやん監督との制作は、真剣な話し合いの中にも笑いが絶えず、常に新鮮で刺激的な時間でした。音楽もゆりやんさんが表現したかった"これまでの恋愛を元にした映画"に寄り添えて作れたと思います。ぜひ劇場で体感してください。


