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【ネタバレ】「相棒24」右京、まさかの姿で奇声 初回からギア全開「開始1秒でもう面白い」

初回からギア全開の右京さん(右)&薫ちゃん(右)
初回からギア全開の右京さん(右)&薫ちゃん(右) - (c)テレビ朝日

 15日、連続ドラマ「相棒 season24」(テレビ朝日系・毎週水曜よる9時~)の初回拡大スペシャル「死して償え~疑惑の殺人?人間国宝の闇」が放送された。「全力待機!」「さあこの時期がやってきました」と放送前からファンはワクワク気分たっぷり。警視庁特命係の杉下右京(水谷豊)と亀山薫(寺脇康文)のコンビが今回挑むのは、人間国宝の講談師にまつわる死刑囚の冤罪事件だ。軽妙な会話の応酬、人気キャラクターのさらなる魅力の発露、意外な展開など、生みの親の脚本家・輿水泰弘が描き出した「相棒」ワールドの魅力がたっぷり詰まった第1話。「おもしろかったーーー!」「緊迫感溢れる感じにゾクゾク」とSNSは大いに盛り上がり、関連ワードがトレンドの上位にいくつも挙がっていた。(以下、第1話の内容を含みます)

【画像】いつもと違う…“人間国宝”に弟子入りした右京さん

 人間国宝の講談師・瀧澤青竜(片岡鶴太郎)の家から作務衣姿で犬の散歩に出かける右京。内弟子として潜入し、15年前に青竜の息子・乙彦(前田峻輔)が、破門になった元弟子の田埜井肇(菅原卓磨)に殺害されたとされている事件を調べているのだ。田埜井は強盗殺人の罪で死刑を宣告されているが、美和子(鈴木砂羽)の知人のジャーナリストでその妻の野々宮恵子(細川直美)によると、彼は強盗は認めているが殺人は否定しているという。

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 もしも冤罪だとしたら、事件当時に屋敷で暮らしていた青竜、妻の美沙子(阿知波悟美)、娘の青蘭(しゅはまはるみ)、弟子の呉竜(青柳尊哉)が怪しいが、乙彦の事件のことは瀧澤家ではタブーになっていた。青蘭が開催しているカルチャースクールに通い、彼女に近づいた薫も、事件のことは聞き出せない。

(c)テレビ朝日

 捜査一課の伊丹憲一(川原和久)、芹沢慶二(山中崇史)、出雲麗音(篠原ゆき子)は、特命係の依頼に応えて、呉竜を別件で確保、田埜井の冤罪の件を匂わせてから解放した。呉竜と美沙子らの動きをドローンで追った土師太(松嶋亮太)の尽力、さらに右京が夜中に奇声を上げて打った一芝居での青竜らの反応から、蔵の中に何かがあると右京は気づいた。

 青竜の人間国宝認定パーティーの最中、検事総長・臥龍岡詩子(余貴美子)に呼び出された右京と薫。詩子は「冤罪を疑う合理的な証拠があるなら審理をやりなおすのは当然のことと思いますから」と2人に告げ、捜査の進捗状況を逐一教えてほしいと語る。だがその裏で詩子は、田埜井の死刑執行を急がせていた……。

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 冒頭から右京が普段とはまったく違う姿で、料理や給仕、掃除など家事にいそしむ姿が描かれ、「開始1秒でもう面白いの反則」とSNSが沸騰。さらに、バッグを斜めがけにしてキャップをかぶったダサめな恰好で、青竜に内弟子になりたいと志願する強引さは「右京さん、めんどくせぇオタクだ」と話題に。右京は、住み込んでからはパジャマ姿、パーティーシーンでは袴姿も披露する。コーヒーを入れるのが下手だと青竜に言われ「紅茶ならば自信があるのですが」と答えたり、「霊感はきわめて強い体質です」としれっと言ったり、ファンなら盛り上がるネタが満載だ。何とも形容しがたい奇声を発し、わざとらしいしゃべりなども見どころだった。

(c)テレビ朝日

 薫が青蘭に似顔絵を見せ、それがとても上手なのも、過去に出てきた彼の特徴のひとつ。パーティでのスーツ姿は新鮮だ。右京の「気になって夜も眠れません」に薫が「昼寝すりゃいいですよ」と突っ込み、右京ににらまれて「ああ~すみません~」と返したシーンは軽妙だ。青蘭に2人が知り合いだったのかと問われてごまかした際に「あれこれ、長話に」「ねえ」と顔を見合わせた阿吽の呼吸も見逃せないポイントだろう。

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 また、伊丹が薫を「講釈亀」と呼んだり、「答えないならばらしてやる」と特命係に詰め寄り「まるでいじめっ子ですね」と右京に言われるシーンも楽しい。さらに、薫が「こでまり」で協力したお礼にごちそうしようとするシーンで「てめえらのために動いたんじゃねえからな。どんな悪党だろうが、冤罪の可能性が1%でもあるなら放っておけるわけねえだろ。ましてや死刑囚だろ」と宣言する伊丹と、「伊丹さん、カッコいい」「年に一回くらいカッコいいんだよ」とひそひそと語り合う麗音と山中の捜一トリオも、初回のハイライトだった。

 「最悪なことというのはもちろん、2人が余計なものを発見して、暴走した時という意味です」と宣言する大河内春樹(神保悟志)、「とにかく忖度という言葉が辞書から抜け落ちているようなやつらで、情け容赦なく正義を貫き、ときに暴走します」と詩子に注進する衣笠藤治(杉本哲太)、青竜ファンのふりをして右京と接触してスマホの画面で釘をさす甲斐峯秋(石坂浩二)、詩子を特命係に引き合わせつつも暗躍する社美彌子(仲間由紀恵)……お馴染みキャラクターたちも意味深に登場している。

(c)テレビ朝日

 初回のラストは、右京が蔵の中から白骨死体を発見するシーン。そのことを問い詰める青竜と美沙子だったが、乗り込んできた捜査一課や鑑識たちに「おまえ……」と絶句する。右京と薫が2人に警察手帳を示し、「大変申し訳ない、警視庁特命係の杉下と申します」「同じく亀山です」と名乗ったところで前編が終了。「正体明かして次回に続くのはテンション上がるね」「早く早く来週!」「続き気になるー!!」と次回を待ち望む声が続々とSNSに挙がっている。拡大スペシャル第2話では、京竜=右京が約6分間におよぶ講談を披露するといい、次週を楽しみに待つしかない。(文・早川あゆみ)

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