鬼才デヴィッド・リンチの感動作『ストレイト・ストーリー』4Kリマスター版 来年1月公開決定

今年1月に亡くなった、鬼才デヴィッド・リンチ監督の感動作『ストレイト・ストーリー』の4Kリマスター版が、監督の1周忌を迎えるにあたり、2026年1月9日よりヒューマントラストシネマ有楽町ほかで全国公開されることが決定した。
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本作は、1994年、ニューヨークタイムズ紙に掲載された実話を基に、倒れた兄に会うため、トラクターで旅をする老人を描いた感動作。リンチ作品の編集を手掛け、公私にわたるパートナーだったメアリー・スウィーニーの脚本に感銘を受けたリンチ監督が自らメガホンを取り、カンヌ国際映画祭で絶賛を受ける。アメリカではリンチ作品で初めて一般向けのレイティングとなり、ディズニーが配給した。
73歳のアルヴィン・ストレイト(リチャード・ファーンズワース)は、アメリカ・アイオワ州ローレンスで娘のローズ(シシー・スペイセク)と二人で暮らしている。ある日、仲違いをして長らく口もきいていなかった、76歳の兄のライル(ハリー・ディーン・スタントン)が心臓発作で倒れたという知らせが入る。ライルが暮らすウィスコンシン州マウント・ザイオンまでは560km。車であれば一日の距離だが、アルヴィンは運転免許証を持っていない。しかし、自分の力で会いに行くと決めたアルヴィンは、たったひとり、時速8kmのトラクターに乗って旅に出る。
上映にあたって作成された新たなキービジュアルでは、真っ赤な朝焼けの中、アルヴィンがトラクターで進んでいくシルエットが浮かび、その上の夜空には、彼が兄と一緒に見たいと語った満天の星が輝いている。(編集部・入倉功一)
映画『ストレイト・ストーリー』4Kリマスター版は2026年1月9日よりヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国公開


