ADVERTISEMENT

『スター・ウォーズ』幻のカイロ・レン映画が判明 鬼才ソダーバーグ参加もディズニーが却下していた

画像は『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』でのカイロ・レン
画像は『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』でのカイロ・レン - Walt Disney Studios Motion Pictures / Photofest / ゲッティ イメージズ

 映画『スター・ウォーズ』続三部作でカイロ・レンを演じたアダム・ドライヴァーが、同キャラクターを主役とする単独映画の企画を提案したものの、ディズニーに却下されていたことを明かした。

【画像】日本の伝統技法から影響を受けたカイロ・レンの修復マスク

 カイロ・レンは、帝国の残党が結成した軍事組織「ファースト・オーダー」を指揮する悪役。その正体は、レイア・オーガナとハン・ソロの息子ベン・ソロで、ルーク・スカイウォーカーの元でジェダイになるべく修行を受けていたところ、祖父ダース・ベイダーを崇拝する気持ちが高まり、暗黒面へと足を踏み入れてしまった。

ADVERTISEMENT

 アダムはAP通信のインタビューで、エピソード9『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』後を舞台にしたレンの単独映画を企画していたことを告白。企画タイトルは『ザ・ハント・フォー・ベン・ソロ(原題) / The Hunt for Ben Solo』で、『オーシャンズ11』『マジック・マイク』シリーズなどで知られる鬼才スティーヴン・ソダーバーグ監督や、『コンテイジョン』のスコット・Z・バーンズも脚本開発に参加していたという。

 カイロ・レンは『スカイウォーカーの夜明け』でベン・ソロに改心したものの、皇帝との最終決戦で絶命している。しかし、単独映画では『スカイウォーカーの夜明け』後の時代でベン・ソロが贖罪の旅に繰り出す予定で「これまで関わった中で最もクールな脚本の一つだった」とアダムが唸るほどだった。

 アダムはその後、2年かけて開発した企画をルーカスフィルムにプレゼン。キャスリーン・ケネディ社長や『スター・ウォーズ』シリーズの重鎮デイヴ・フィローニたちは「なぜこれをやるのかを完全に理解してくれた」と気に入ってくれたものの、親会社であるディズニーのトップはそれを却下したという。「ボブ・アイガーとアラン・バーグマンに見せたら、『NO』と言われたんです。彼らには、どうしてベン・ソロが生きているのか理解できなかった」とベン・ソロ復活の経緯が曖昧だったことから、首を縦に振らなかったと明かしている。

 アダムは、『スカイウォーカーの夜明け』後も「ずっと『スター・ウォーズ』をもう一本やりたいと思っていたんです」「素晴らしい監督と物語があれば、すぐにでもやりたい」とカイロ・レン再演に前向きだった。「2021年からその話をしていて、キャスリーンからも連絡がありました。あのキャラクターを演じるのが大好きなんです」とキャラクターに対する愛情を語っている。(編集部・倉本拓弥)

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • ツイート
  • シェア
ADVERTISEMENT