ADVERTISEMENT

吉井和哉「完全に声が出なかった」苦悩の時も記録 ドキュメンタリー『みらいのうた』監督に感謝

第38回東京国際映画祭

「撮っておいてくれて良かったなと、いまは思っています」映画『みらいのうた』のエリザベス宮地監督と吉井和哉
「撮っておいてくれて良かったなと、いまは思っています」映画『みらいのうた』のエリザベス宮地監督と吉井和哉

 THE YELLOW MONKEY吉井和哉が31日、現在開催中の第38回東京国際映画祭「Nippon Cinema Now」部門に選出されている映画『みらいのうた』ワールド・プレミア上映に、エリザベス宮地監督と共に登壇。吉井は映画のタイトルとなった同名曲が劇中で使用されるのは、「最後の最後に決まった」と明かしていた。

【画像】イエモン吉井和哉、圧巻の色気とカリスマ…

 本作は、ロックバンド・THE YELLOW MONKEY のボーカルとして、多くの音楽ファンを、今も魅了し続けている吉井和哉が、突然の病による闘病を経てステージ復活を遂げるまでの、濃密な3年間を記録したドキュメンタリー映画。2024年に感動的な復活を遂げた東京ドーム公演の熱く壮絶なライブパフォーマンスや、原点・静岡で、吉井をロックの世界に導いた人物との交流も映し出す。

ADVERTISEMENT

 登壇前、エンディングが流れているのを聞いていたという吉井は「さっき映画のエンディングで『みらいのうた』がかかっているのが聞こえてきて、監督と二人で“旅立ちましたね”という話をしていたんです。感無量です」とワールドプレミア上映に感慨深げな表情を浮かべる。

 タイトルの「みらいのうた」は、このドキュメンタリー映画を象徴するような楽曲だが、吉井は「編集がほぼ終わったときに、このタイトルがついたんです」と明かすと「エンディングに『みらいのうた』がこうやって流れるのも、最後の最後に決まったというんです。本当に映画を象徴するような楽曲なのですが、そのことに我々は最初、気づいていなかったんです」と裏話を披露する。

 エリザベス監督も「撮影が終わって、編集も始めて、最後の最後でタイトルがおりてきたんです。吉井さんから『みらいのうた』というタイトルをご提案いただいて、最後にはめてみたら、3年間に起こった出来事がすべて昇華していくようなイメーシになったんです。最後のピースがこの楽曲によってハマったなと感じました」と語っていた。

 約3年間、ほぼカメラが回っていたという密着。吉井は「エリザベスさんは懐に入っていくのがうまいんです。一緒にいる間は、基本カメラは止めないんです」と徹底していたというと「ドーム公演が近づいて、残りのリハが数回しかないというとき、完全に声が出なかったんです。そのときもカメラは回っていたので、さすがに辛くて一人になりたいなと思ったこともありました。でもそれでも撮っておいてくれて良かったなと、いまは思っています」と撮影の日々を振り返っていた。(磯部正和)

映画『みらいのうた』は12月5日より全国公開

映画館で上映中の最新映画がお得に楽しめるキャンペーン実施中!|U-NEXT

※このリンクにはアフィリエイトタグが含まれており、リンク先での会員登録や購入などでの収益化を行う場合があります。

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • ツイート
  • シェア
ADVERTISEMENT