吉井和哉、喉頭がんからの復活と40年ぶりセッションの裏側!ドキュメンタリー『みらいのうた』予告編公開

THE YELLOW MONKEY のボーカル、吉井和哉に密着したドキュメンタリー映画『みらいのうた』(12月5日全国公開)の予告編が公開された。本作は第38回東京国際映画祭「Nippon Cinema Now」に公式出品されている。
『みらいのうた』は、ロックミュージシャン吉井の“軌跡と希望”を描いたドキュメンタリー。彼のミュージシャン人生の始まりは、10代でベーシストとして加入したバンド「URGH POLICE(アーグポリス)」であり、そのボーカルEROとの出会いからだった。バンドは自然消滅したが、二人は交流を続けていた。しかし2021年、EROが脳梗塞で倒れ、吉井はURGH POLICE 時代の曲を40年ぶりに一緒にやろうとセッションを約束し、ドキュメンタリーの撮影が始まった。
しかし、撮影開始から数ヶ月後、吉井自身が喉頭がんになっていることが発覚する。病と向き合いながら制作を続けた吉井は、試行錯誤を経て、2024年の東京ドームライブで“復活の日”を迎える。ライブ後、彼はEROとの約束を果たすため故郷の静岡へ帰郷し、40年ぶりのセッションへ準備を進めていく。
撮影期間3年にわたり、エリザベス宮地監督が捉えた本作は、吉井が幼い頃に亡くした父の思い出、母とのエピソード、旧友との交流を収め、人間「吉井和哉」と、その音楽のルーツを辿っていく。
劇中では、2001年活動休止前の東京ドーム公演の「JAM」や、2024年復活公演「THE YELLOW MONKEY SUPER BIG EGG 2024 "SHINE ON"」での「バラ色の日々」「悲しき ASIAN BOY」などのライブパフォーマンスも収められている。さらに、吉井がプロデュースしたBiSHのラストシングル「Bye-Bye Show」の制作過程、東京ドーム解散公演のバックヤードの様子、そして早すぎる死を迎えたチバユウスケとの絆についても語られる。
この度、本編映像が初解禁となる予告編が公開された。映像は、吉井が少年時代を過ごした静岡の海、ドキュメンタリー撮影のきっかけが綴られているほか、吉井が病と向き合い復活を遂げるまでの様子などが収められている。(加賀美光希)


