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ベルギーで実際に起きた少女拉致監禁・殺人事件を基にした映画『マルドロール/腐敗』本ビジュアル&冒頭映像が公開

『マルドロール/腐敗』本ビジュアル
『マルドロール/腐敗』本ビジュアル - (C) FRAKAS PRODUCTIONS - THE JOKERS FILMS - ONE EYED - RTBF - FRANCE 2 - 2024

 ベルギーで実際に発生し、司法を揺るがす結果となった少女拉致監禁・殺人事件“デュトルー事件”を基にしたクライム・スリラー『マルドロール/腐敗』(11月28日公開)より、本ビジュアルと冒頭映像が公開された。

【動画】映画『マルドロール/腐敗』冒頭映像

 物語の舞台は1995年のベルギー。少女二人の失踪事件が発生し、若手憲兵隊のポールは危険な小児性愛者を監視する秘密部隊「マルドロール」に配属される。しかし作戦は失敗に終わり、腐敗した警察組織の闇に直面したポールは、事件解決のため我を失い暴走していく。事件を追うごとに、悪と正義を追い求めるポールの暴走が始まり、すべてが蝕まれていく。

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 本作の監督を務めたのは、『変態村』『地獄愛』『依存魔』の「ベルギーの闇3部作」で知られるファブリス・ドゥ・ヴェルツ監督。ヴェルツ監督は、本作のテーマについて「悪の本質と正義の探求を試みた。社会のトラウマに光を当て、悪に立ち向かう私たちの能力についてアプローチしたかった」と語っている。主人公の憲兵隊ポールを演じるのは、第68回ベルリン国際映画祭で銀熊賞(最優秀男優賞)を受賞したアントニー・バジョン。脇を固めるのは、『変態村』『地獄愛』で主演を務めたローラン・リュカ、そして『ベティ・ブルー/愛と激情の日々』などで知られるベアトリス・ダルといった実力派だ。脚本はヴェルツ監督とロマン・プロタが手掛け、ベルギー・フランス合作映画となる。

 公開された冒頭映像では、「警察組織の改革・統合が議論される中、憲兵隊と自治体警察と司法警察は敵対」と、1995年当時のベルギーにおける3組織の連携断裂を説明するところから始まる。続いて、憲兵隊ポールが任務中に人を殴りつけるシーンが映し出され、彼の衝動的な性格が読み取れる緊迫感あふれる映像となっている。併せて公開された本ビジュアルは、憲兵服姿の主人公ポールが、事件資料を背に佇む姿を捉えたもの。顔の右半分では鋭く何かを追い求め、疑うような強い眼差しが描かれ、その一方、左半分は闇に沈み、張り詰めた精神状態を感じさせる。ヴェルツ監督はこの日本オリジナルポスタービジュアルについて、「ポール・シャルティエのジレンマと、内なる葛藤を完璧に表現している。その表現力は素晴らしく、一瞬で心を奪われた。非常に満足だ」とコメントを寄せている。(加賀美光希)

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