中川翔子、出産後初の公の場　双子の赤ちゃんとホラー鑑賞「血を引いてるな」

　歌手・タレントの中川翔子が5日、千葉・幕張メッセで開催中の「東京コミコン2025」セレブステージで行われた「怖コン×ブラムハウス・スペシャル」に出席。産後初の公の場となった中川は、大好きなホラー映画にまつわるトークを展開した。

【画像】中川翔子、産後初のイベントでまさかの“血しぶき”スカート！

　“恐怖の工場”と名高いブラムハウスは、『透明人間』『M3GAN／ミーガン』『ブラック・フォン』など数多くのヒット作を生み出す現代ホラーのヒットメイカー、ジェイソン・ブラムが率いる製作会社。この日、現在日本で劇場公開中の『ブラックフォン 2』、2026年1月23日に日本公開される『ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ2』の二本を交え、ブラムハウス作品の魅力を伝えるステージとなった。

　「東京コミコン2018」でアンバサダーを務めた事もある中川は、大勢の観客を前にして「うわー、すごい人だ！　またコミコンとご縁ができて本当に幸せです。とっても今日を楽しみにしてました」と笑顔。ホラー好きということで「今日もはりきって血しぶきのついたスカートを選んでやってまいりました。小さい時、父からは『ゲゲゲの鬼太郎』を読まないと大人になれないぞと全巻渡されて、母からは楳図（かずお）先生の漫画を渡されて。そして、思春期にはホラー映画をいろいろと観て育ってきたので、すごく嬉しかったです」と熱弁する。

　続けて「実は今日が産後初の公の場、初復帰なんです」と明かした中川。「最近、双子が産まれて家に引きこもってばかりで。真夜中もずっと起きてお世話をしているんですけど、真夜中といえばホラーじゃないですか。だからすごく寝不足とホラーって相性がいいなと思っているんです」と語ると、「『眠いな』と思っても、『M3GAN／ミーガン』を観てるとバンッと音がして怖かったりするからパッと起きられるし。最近は赤ちゃんたちもテレビ画面を見るようになって。『M3GAN／ミーガン』を見てすごく興奮しているようにも見えるので、『あ、血を引いてるな』と思ったりもします」と笑う。

　今回のイベントのオファーを受けた中川は、『ハッピー・デス・デイ』『M3GAN／ミーガン』などブラムハウス作品を夜な夜な観ていたという。「しかも数か月ぶりの映画館で、昨日『ブラックフォン 2』を観て参りました。本当にブラムハウスさん、コミコンのおかげで久しぶりの映画館を味わうことができて。最近、ホラーのおかげで脳が活性化して元気になりました」と感謝の思いを語るひと幕もあった。

　この日の聞き手は、アメキャラ系ライターの杉山すぴ豊が務めた。杉山はジェイソン・ブラムにインタビューを行った際「どういうスタンスでホラーを作ってるんですか」という質問を投げ、その答えとして「家族ドラマだ」という回答を受けたといい「だから自分たちの作るドラマは、すごく怖いことが“家族”にあって。そこを導入にして怖いことが起こるということなんです」と説明する。そしてブラムは、そのことを踏まえて、『ゴジラ-1.0』のことも絶賛していたという。

　中川自身も、家族が増えたことで「もし双子がひどい目に遭わされたりとか、襲われたらとか考えるだけでもう泣けてくるし、彼女ができたらと想像するだけで、わたし絶対についてっちゃうだろうな、見張っちゃうだろうなとか、わたしが異常な家族になってしまって怖いな、みたいなことを考える」そうで、「今までだったら浮かばなかった感情、新しい感情に毎日なるんですよね。『この子のことを守るためだったら命も惜しまずに戦うぞ』って気持ちにもなれるので。そのためだったらどんなことでもできるだろうなって思うんです」と力強く語った。

　その言葉を聞いた杉山も「今、中川さんがおっしゃった、母親が息子のストーカーになって怖いというのは、意外にジェイソン・ブラムさんも『それいいね！』って言うかもしれませんよ。ジェイソン・ブラムさんって本当にアイデアを色々を募集してて。かつ低予算で作れることが大事なんで。きっと彼は中川さんのことも好きだと思いますよ」と語り、「え！　わたしが好きなのに！　両思いになっちゃうと嬉しい」と笑顔を見せた。（取材・文：壬生智裕）

「東京コミコン2025」は12月7日まで幕張メッセで開催中