岡田准一「イクサガミ」の原点 原作・今村翔吾が明かした“ジョジョ”第7部の影響

岡田准一が主演・プロデューサー・アクションプランナーを務め、直木賞作家・今村翔吾の同名小説を実写化したNetflixシリーズ「イクサガミ」。明治時代を舞台に、292名の志士たちによるバトルロイヤルを描く本作を執筆するにあたって、原作者の今村が影響を受けた作品をX(旧Twitter)で明かしている。
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明治11年を舞台に、時代に取り残された猛者たちが、大金をかけた極限のデスゲームに集う「イクサガミ」。メイン監督と脚本に『正体』の藤井道人を迎え、京都・天龍寺から東京まで、各自の木札を奪い合うゲーム・蠱毒(こどく)に挑む参加者たちの戦いを描く。
劇中には、病の妻と子供のため蟲毒に参加した、“人斬り刻舟”こと嵯峨愁二郎(岡田)をはじめ、“乱切り無骨”の異名を持つ戦闘狂・貫地谷無骨(伊藤英明)、元武士で“公家の守護神”と言われた美しき剣豪・菊臣右京(玉木宏)、どんな矢も命中させるアイヌのカムイコチャ(染谷将太)、秘伝・京八流を受け継ぐ愁二郎の兄妹・衣笠彩八(清原果耶)や化野四蔵(早乙女太一)など、個性豊かな強者たちが登場。
原作でも活躍する彼らの原点について、今村は「私は11歳から時代小説ばかり読んできました。イクサガミを書くに当たって影響を受けてるとすれば、世界で初めて能力バトルを考えたとされる山田風太郎の『甲賀忍法帖』です」とXで言及する。
さらに、愁二郎たちの旅を追う構成について「そして今、時代小説を代表するフォーマットの【股旅物】がほんとに流行らないと言われていましたので、やり方次第じゃないかな? と、旅をテーマにしました。こちらは時代小説よりも、荒木飛呂彦先生の『スティール・ボール・ラン』(私が最も好きなジョジョ7部)の影響が大きいです」と明かしている。
また、同じNetflixで配信されているドラマ「イカゲーム」を想起する声もある「イクサガミ」だが、その点にも触れた今村は「ちなみによく『イカゲーム』って言われますけど、私もう書いて原稿渡してましたけどね。笑 あっちも面白いけどね!」とつづっている。(編集部・入倉功一)
Netflixシリーズ「イクサガミ」は世界独占配信中(全6話一挙配信)


