竹内涼真、井上真央と同級生役で初共演 テレ朝1月期連ドラ「再会」で「勝男とはまるで違う」“新モード”披露

俳優の竹内涼真が主演を務め、井上真央と初共演を果たす、2026年1月期のテレビ朝日系新ドラマ「再会~Silent Truth~」(毎週火曜よる9時~9時54分)の放送が決定した。
【画像】竹内涼真「じゃあつく」の亭主関白思考の“残念な男”に
本作は、作家・横関大による第56回江戸川乱歩賞受賞作を連続ドラマ化。一人の刑事と、殺人事件の容疑者となった初恋の相手との23年ぶりの再会から幕を開けるヒューマンラブミステリー。
竹内が演じるのは、神奈川県三ツ葉警察署の刑事・飛奈淳一(35)。23年前、小学6年生だった淳一は、仲が良かった3人の同級生と共に「ある事件で使用された拳銃」を密かに小学校の桜の木の下に埋め、誰にも言えない秘密を共有した。時が流れ、刑事となった淳一が担当する殺人事件の容疑者として浮上したのが、秘密を共有した仲間の一人で、初恋の相手でもある同級生の岩本万季子。さらに、捜査中の事件の凶器が、かつて4人で埋めた拳銃だったことも判明し、淳一はかつての仲間たちとも再会していく。
現在、大ヒット中のラブコメドラマ「じゃあ、あんたが作ってみろよ」(TBS)で「ウザいけど憎めない化石男」を演じている竹内は、今作では一転して、自分の脆さや弱さと向き合い続ける刑事役に挑戦。竹内は「どうしようもない勝男(笑)とはまるで違う役柄。新モードの竹内涼真をお見せしたいと思います」と意気込みを語っている。
一方、殺人事件の容疑者となるヒロイン・岩本万季子(35)を演じるのは井上。テレビ朝日のドラマに出演するのは2010年以来、約16年ぶりとなる。竹内との同級生役に、井上は「『いくら何でも、ちょっと図々しくないかな』と、申し訳ない気持ちになりました(笑)」と恐縮しつつ、竹内について「顔、ちっちゃ! 背、高っ! もうイメージ通りの方でした」とコメント。自身が演じる万季子役は「理解するには、少し時間がかかりました」といい「これまで強く明るく生きてきた彼女の脆さや弱さ、本音の部分が、物語が進むにつれて見えてくるよう演じられたらいいな、と思っています」と語っている。
脚本は「僕の生きる道」シリーズや「フリーター、家を買う。」など多数の社会派ヒューマンドラマを手掛ける橋部敦子が担当。メイン監督は、映画『白夜行』や『神様のカルテ』シリーズなどでメガホンを取った深川栄洋が務める。竹内涼真、井上真央のコメント全文は以下の通り。
竹内涼真(飛奈淳一役)
ーー出演オファーを受けた際のお気持ち、台本をお読みになった感想をお聞かせください。
今回は23年ぶりに再会する同級生4人の関係が、すごく重要になる物語。急に子どもの頃の記憶や匂いが戻ってくるような、何とも言えない愛おしい感じがする一方で、それぞれ秘密を抱えているからこその息苦しさもあって…。彼らの秘密がどう解き明かされていくのかーー台本を読みながら、展開の面白さにドキドキハラハラすると同時に、演じる僕らはキツくなるだろうなと思いました。
ーー飛奈淳一をどんなふうに演じていきたいですか?
演じる上で原点となるのは23年前、小学6年生の時の淳一。当時を演じてくれる俳優さんの撮影を事前に見学したことで、得るものも多かったです。淳一は23年前から今も人知れず、自分の脆さや一番弱い部分と向き合いながら、乗り越えようと闘い続けている人間。自分が抱えているものを隠し通すことは、たとえ演技でもストレスになりますが、この“不安定な船に乗っているような旅”を楽しみながら闘っていこうと思います。今回は、『じゃあ、あんたが作ってみろよ』で演じているどうしようもない勝男(笑)とはまるで違う役柄。新モードの竹内涼真をお見せしたいと思います。
ーー今回が初共演となる井上真央さんの印象を教えてください。
僕は周りの人たちとコミュニケーションを取るのが好きなこともあり、感覚的に“はじめまして”でも距離を詰めていい方と、そうでない方が分かるんです。井上さんは初対面の時点で「あ、大丈夫かも。優しいかも!」と直感できて、うれしかったです。
ーー撮影現場で楽しみにしていることはありますか?
原作の舞台のモデルとなったのが、僕の地元と同じ神奈川県相模原市方面なんです。実は今回のロケ地も、中学・高校の頃によく訪れていた場所。思春期真っ盛りの良い思い出も、苦しい思い出もたくさん詰まった場所ですし、当時の感情を自然と役に還元できると思うとエモいです! また、井上さんをはじめ、同級生を演じる皆さんとは、素の部分でも結構近いものを感じているんですよ。なので、お互いをもっと知ることができる、良い撮影になるんじゃないかなと楽しみにしています。
ーー視聴者の皆様へメッセージをお願いいたします。
僕ら同級生の再会が、皆さんの心の奥底にある懐かしい感情、言葉では表せない感情とリンクしたらいいなと思います。いろんな自分の弱さと葛藤しながら闘う登場人物たちの姿を、ぜひ見届けてください。
井上真央(岩本万季子役)
ーー出演オファーを受けた際のお気持ち、台本をお読みになった感想をお聞かせください。
竹内さんと同級生役だと聞いて「いくら何でも、ちょっと図々しくないかな」と、申し訳ない気持ちになりました(笑)。竹内さんと自分の写真をいろいろ組み合わせて見ながら「いける、いけない」と、ひと葛藤もあったのですが…まずは写真を一旦閉じて(笑)、原作と脚本を読ませていただきました。
今回はミステリーなので、犯人や真相を追う面白さもあるのですが、23年前を起点に、それぞれが別の人生を生き、鬱屈としたものや葛藤を抱えながら再会した同級生たち。彼らの心模様や関係性の変化の描写に興味を持ちました。
ーー岩本万季子をどんなふうに演じていきたいですか?
万季子の言動を理解するには、少し時間がかかりました。23年前の事件から現在に至るまで、どういう人生を歩んできたのか、自分の中で想定したり、監督やスタッフの方と話しながら、彼女の大切にしたいものや守りたいものを考えていきました。
これまで強く明るく生きてきた彼女の脆さや弱さ、本音の部分が、物語が進むにつれて見えてくるよう演じられたらいいな、と思っています。
ーー今回が初共演となる竹内涼真さんの印象を教えてください。
顔、ちっちゃ! 背、高っ! もうイメージ通りの方でした。熱量が高く、いろんな方とすぐ仲良くなれて、主演として先頭に立てる方という印象を持っていたのですが、そこもイメージ通り。今回も本読みで初めてお会いしたのですが、終わった瞬間すぐにサーッと目の前に来てくれて、力強く手を差し出しながら「よろしくお願いします!」と言ってくれたんです。
ーー撮影現場で楽しみにしていることはありますか?
竹内さんの地元を知り尽くすことが楽しみです。(笑)役では同級生ですけど、お互い探り合うようなシーンも多いので、普段は素をさらけ出してもらい、お勧めのスポットも教えてほしいです。
ーー視聴者の皆様へメッセージをお願いいたします。
23年前に秘密を共有した幼なじみと、ある事件をきっかけに再会します。お互いを思うからこそ小さな秘密や嘘を重ねていく中、思いがけない真実が明らかになっていきます。封印したはずの過去と向き合うことになったとき、人はなにを大切に思うのか。4人の生き方を通して考えるきっかけになったらうれしいです。


