森田望智、朝ドラヒロイン決定を北川景子&佐久間大介に祝福される

俳優の森田望智が27日、都内で行われた映画『ナイトフラワー』(11月28日公開)の前夜祭イベントに登壇。先週、2027年度前期連続テレビ小説「巡(まわ)るスワン」のヒロインに抜擢されたことが発表されたばかりだが、冒頭、司会者からその話題に触れられると、「ありがとうございます!」と満面の笑みを見せ、北川景子と佐久間大介(Snow Man)に「おめでとうございます」と祝福された。佐久間は「嬉しかった。身内に楽しいことが起きてるって」と森田の快挙を我が事のように喜んでいた。
【画像】北川景子&佐久間大介(Snow Man)が朝ドラヒロインをお祝い
本作は、二人の子供を一人で育てながら困窮した生活を送る母親が、ドラッグの売人になることを決意するさまを描くサスペンス。イベントには主人公の永島夏希を演じる北川景子、森田、佐久間のほか、渋谷龍太(SUPER BEAVER)、内田英治監督が登壇。サプライズの花束ゲストとして夏希の子供を演じた渡瀬結美、加藤侑大も駆け付けた。
森田は、夏希を見かねてボディーガードになることを申し出る孤独な格闘家・芳井多摩恵を演じているが、当初は「最初自分がリングに立っているなんて想像つかなかった」と戸惑いもあったという。「どっちかというと、平和に生きていたタイプ。練習していても痛いし、戦うぞって気持ちになるまで時間がかかった」と振り返る。
だが、森田は撮影を続けるうち、ファイターの心理に気付きがあったといい、「死ぬ気で戦っていると今を生きている実感が湧いて、戦うためにやっているのではなく、これは生きるためにやっているんだと気づいたんです。それからはすごく気持ちを入れてやれるようになった」としみじみと話す。
内田監督は「頼んでもいないのに練習していた」と森田の奮闘を讃える一方で「彼女の最初のパンチは猫パンチで……この映画終わったと思った」と不安も感じたとのこと。「そこから6か月、すごく練習して本当に苦しかったろうなって思いました」と森田の奮闘に驚かされたといい、佐久間も「三倍くらい練習していたって聞いた」と撮影の裏側を振り返った。
北川も「私も心配で。(格闘シーン専用の)代役の人がいるわけではない。生傷やあざが絶えないのを見ていて、格闘シーンだけでも終わってくれって思っていました」と回顧。「クランクアップした時は泣いてしまった」といい、森田も「毎回、私以上に心配してくれて、格闘技シーン嫌だよねって言ってくれたのを覚えています」と北川の気遣いをかみしめていた。(取材・文:名鹿祥史)


