『アバター』ジェームズ・キャメロン監督、3年ぶりに来日決定!

世界的ヒットを記録した映画『アバター』シリーズを手がけるジェームズ・キャメロン監督が、最新作『アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ』(12月19日日米同時公開)をひっさげ、今月10日に来日することが決定した。プロモーションでの来日は、前作『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』(2022)以来3年ぶりとなる。
【画像】シュワルツェネッガーも来た!『アバター3』ワールドプレミアの様子
キャメロン監督は現地時間1日、アメリカ・ロサンゼルスのドルビー・シアターにて行われた本作のワールドプレミアに出席。来週の来日に向けて、「日本に行けることをとても楽しみにしていますし、最新作についてお話しできるのを心から楽しみにしています」とコメントを寄せた。
2009年に公開された『アバター』1作目は、全世界歴代興行収入ランキング歴代第1位となる興行収入29億2,371万708ドル(約4,531億円)を記録。続く2作目『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』(2022)も全世界興収23億4,309万6,253ドル(約3,631億円)で歴代第3位にランクインするなど、シリーズは映画史を塗り替える巨大フランチャイズとして成長を遂げた。(数字は Box Office Mojo 調べ、1ドル155円計算)
プレミアにはキャメロン監督をはじめ、サム・ワーシントン(主人公ジェイク・サリー役)、ゾーイ・サルダナ(ネイティリ役)、シガーニー・ウィーヴァー(キリ役)、ブリテン・ダルトン(ロアク役)、ジャック・チャンピオン(スパイダー役)、スティーヴン・ラング(クオリッチ役)ら前作キャストをはじめ、初登場の悪役・ヴァランを演じたウーナ・チャップリン、エンドソングを担当するマイリー・サイラスも登場。さらに、『ターミネーター』シリーズなどでキャメロン監督とタッグを組んだアーノルド・シュワルツェネッガー、キャメロン監督とタッグを組むコンサート映画の製作が発表されたビリー・アイリッシュと実兄で音楽プロデューサーのフィニアスもスペシャルゲストとして出席した。
シリーズ第3弾となる今作では、アッシュ族のヴァランが人類と手を組み、惑星パンドラにかつてない危機をもたらす。キャメロン監督は「最新作は、これまでの中で最も感情的なものになっています。スペクタクルや壮大さを抑えたわけではありません。この家族が経験する試練はとても厳しいものだからね。かなり感情が高ぶると思いますよ」と自信をのぞかせ、「本作を3Dで観る価値は大きいと思います。今やストリーミングでいつでも好きな作品が観られる時代ですが、映画館での鑑賞に観客が求めることは、旅であり、経験だと思います。それを与えてくれるのが、劇場での体験であり、巨大なスクリーンであり、3Dなんです。もちろん物語もうまく語られないといけない。それらがすべてそろって、力を発揮するなら、それを体験と言い、3時間を超えても何ら関係ないんです。あっという間に過ぎていきますよ」と劇場での鑑賞を強く呼びかけた。
また、主演のサムも「このシリーズは、作品を追うごとにアクションがより大がかりでワクワクするものになっています。僕たちがより野心的になってきているんです。最新作は、素晴らしい出来になっています。この物語が描くのは“家族”についてなんです。舞台が地球ではない星だろうと、その中心にあるのは家族と、彼らがお互いに抱く愛なんです。『アバター』シリーズは僕にとってすべてと言えます。この作品は文字通り僕の人生を変えました。ジムとの仕事は楽しいし、何よりもこのシリーズに出演することがが大好きです」とシリーズへの思いを熱く語る。さらに、日本のファンに向けて「『アバター』ファンの皆さん、僕たちは日本が大好きです。本作をどうぞ楽しんでください!」とメッセージを贈っていた。(編集部・倉本拓弥)


