NHK「火星の女王」リリが恐ろしい秘密を知る<第2回あらすじ>

台湾出身のスリ・リンが主演を務め、菅田将暉、韓国出身のシム・ウンギョンら国際色豊かなキャストも話題のNHKドラマ「火星の女王」(NHK総合、BSP4Kで毎週土曜よる10時~11時29分、全3回)の20日放送・第2回のあらすじを紹介する。
「地図と拳」で直木賞を受賞した小川哲の同名小説を原作とする本作は、100年後の火星に10万人が移住した世界を舞台に、未知の力を持った謎の物体が現れたことで新たな時代が動き出すさまを描くSFドラマ。生まれつき視覚障害がある22歳の主人公・リリ-E1102を、国際オーディションで抜擢された台湾の俳優スリ・リン、その恋人で地球で暮らす白石アオトを菅田将暉が演じる。
第一回では、人類が火星に入植して40年、火星生まれのリリが火星を統治する国際専門機関「ISDA」の地球帰還計画に参加し、「ISDA」の日本支局長で母のタキマ(宮沢りえ)や同じく「ISDA」の日本支局に勤める若手職員で恋人のアオトが住む地球に移住しようとした矢先に拉致され、そのさなかに“謎の物体”を巡る騒動が勃発するさまが描かれた。
第二回では、リリが地球帰還計画に隠された恐ろしい秘密を知ってしまう。一方、火星で見つかった“物体”には膨大なエネルギーが内包されていることが判明。なんとしても火星と地球、両方の物体を手に入れたいISDAは、カワナベ(吉岡秀隆)のかつての同僚の息子アオトに、22年前に地球で行方不明になった物体を探すように命令する。
脚本は、アニメ「けいおん!」や「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」シリーズの吉田玲子。演出を「きれいのくに」(2021)、「17才の帝国」(2022)などの西村武五郎らが務める。(石川友里恵)


