舘ひろしが史上最弱の主人公に？映画『免許返納!?』2026年6月19日公開決定 ティザービジュアル＆特報映像解禁【コメント全文あり】
75歳の今もなお活躍の場を広げている俳優、舘ひろしが主演を務める映画『免許返納!?』が、2026年6月19日(金)に全国公開されることが決定した。本作は、これまでのパブリックイメージ全てを覆す、舘ひろし史上最高の“ドタバタコメディ”として誕生する。
舘ひろしが演じる主人公は、映画スターの南条弘（なんじょうひろし）70歳。順風満帆な俳優人生を歩み、芸術映画でも数々の映画賞を総なめにするまでに至った南条だが、心の奥底では「アクション映画をやりたい」と常々思っているアクティブシニア俳優だ。
物語は、腐れ縁の俳優仲間が起こしたバイク事故へのちょっとしたコメントが発端となる。世間は南条を「さすがスター俳優、南条弘！」「南条最高！」と持ち上げ 、その論調がいつしかマネージャーや家族をも巻き込み、「で、南条さんはいつ“免許返納”するんですか？」といった声まで上がるように。まだまだアクションもやりたい映画スター・南条弘が、人生最大のこのピンチをどう切り抜けるのか。
本作の監督は、『俺物語!!』や『かぐや様は告らせたい ～天才たちの恋愛頭脳戦～』などで知られる河合勇人。監督は「【舘ひろし】という名前は僕の中で“永遠のヒーロー”」だと語り、「ハーレーに乗ってショットガンをぶっ放したり、往年の名曲をカラオケで歌ったり、憧れ続けた“あの舘ひろし”の瞬間を、遠慮なく、全力で詰め込みました」とコメントしている。脚本は『永遠の0』や『ラーゲリより愛を込めて』などを手掛けた林民夫が務める。
ティザービジュアルには、サングラス＆タキシード姿で決めた南条（舘）が、自身の愛車である赤いフェラーリ（まさかのキッズトイに置き換えられている）に乗りながら、免許証をクールに投げ捨てている姿が写っている。しかし、免許証の顔写真は全く納得していない表情だ。
特報映像は、「2026年 日本一のダンディーが帰ってくる」というカットから始まり 、舘の代表作を彷彿させるシークエンスでは、ハーレーの上でショットガンを構える南条や、港の倉庫街を駆け抜けるレパードの姿も見られる。カッコいい決め台詞と思いきや「わたし、免許返納します！」という言葉が飛び出し 、声優の 山寺宏一による『免許返納!?』のタイトルコール明けには、南条が「俺はこんなCMやりませんからね」とうろたえるコミカルなシーンも垣間見え、コメディエンタテインメントの期待が高まる内容だ。
舘ひろしは本作について、「笑って泣ける、世代を問わず楽しんでいただける作品となっております。スクリーンで楽しんでいただけましたら幸いです」とコメントを寄せている。映画『免許返納!?』は2026年6月19日（金）公開。舘・監督・プロデューサーのコメント全文は以下の通り。
舘ひろし／南条弘 役（主演）
初めにお話をいただいた際、目に飛び込んできたタイトルが「免許返納！」で、驚きました。
かつて、映画『免許がない！』で、教習所に通う俳優・南条弘というコミカルなキャラクターを演じてから、気づけば約30年の歳月が流れました。
そして、今、同じ“免許”をめぐる物語が、今度は『免許返納!?』という形で巡ってきました。
これは、私の俳優として歩んできた人生を象徴しているかのようで、運命めいたものを感じました。
脚本家・林さんが紡いだ軽やかで味わい深い脚本を元に、監督、プロデューサーと打ち合わせを重ね、次々とアイデアが湧き上がり、脚本の世界が広がっていきました。
劇中では、真っ赤なフェラーリに、「あぶない刑事」でもお馴染みのハーレーやレパードも登場し、カーアクションもあります。笑って泣ける、世代を問わず楽しんでいただける作品となっております。スクリーンで楽しんでいただけましたら幸いです。
河合勇人／監督
舘ひろしさん主演の映画を一緒に撮りませんかーーその一言をプロデューサーから聞いた瞬間、身体が震えました。中学２年のあの日、友達と買ったEPレコード『泣かないで』。あの歌声と存在感に胸を撃ち抜かれ、【舘ひろし】という名前は僕の中で“永遠のヒーロー”になりました。その人と映画を撮れる。そんな奇跡みたいな話が、この歳になって本当に来るとは思っていませんでした。
ただ、テーマは“免許返納”。重たい社会問題と向き合いながら、舘さんの魅力と作品の熱量をどう両立させるかーー正直、怖かった。でも、現場に立った舘さんは、僕の不安を一瞬で吹き飛ばしました。台本の「てにをは」まで徹底的に読み込み、毎朝のように驚くようなアイデアを投げかけ、こちらの想像を軽々と飛び越えてくる。
現場で「これが舘ひろしだ」と、何度心の中で叫んだことか。
劇中には、ハーレーに乗ってショットガンをぶっ放したり、往年の名曲をカラオケで歌ったり、憧れ続けた“あの舘ひろし”の瞬間を、遠慮なく、全力で詰め込みました。
それが“免許返納”というテーマとどう交差するのかーー
その答えは、この映画の中にあります！
天野和人／プロデューサー
「舘ひろしで免許返納をテーマにコメディをやりませんか？」と事務所から提案を受けた時、これだ！と思いました。ハーレーとショットガンが代名詞の舘ひろしが免許を取り上げられたらいつものダンディーがどのように崩れるのか……。河合監督の演出で、「誰も見たことのない舘ひろし」を堪能してもらったうえで、免許返納という社会の動きを優しく考える一助になるのではないか、と考えました。結果は、中身を見ていただければ分かります！