『28年後…』続編、監督交代の理由 ダニー・ボイル「完璧な人選」と太鼓判

サバイバルスリラー『28年後…』(2025)を手がけたダニー・ボイルは、続編映画『28年後… 白骨の神殿』(1月16日日米同時公開)では製作総指揮に回り、新鋭ニア・ダコスタへ監督の座を譲っている。ボイル監督はなぜ、続編のメガホンをダコスタ監督に託したのか。その舞台裏が明らかになった。
ボイル監督がメガホンを取らない最大の理由は、前作『28年後…』と続編『28年後… 白骨の神殿』の撮影が同時期に進められたことによるスケジュール調整だ。自身がメガホンを取ることが叶わない中、ボイル監督が後継者に求めた条件は「シリーズファンが求めるものを尊重しながら、自分の映画として成立させ、さらに暗く恐ろしい領域へ導いてくれる人材」だった。
そこで白羽の矢が立ったのは、リメイク版『キャンディマン』やマーベル映画『マーベルズ』で注目を浴びたニア・ダコスタ。彼女は『28日後…』シリーズ全編のセリフを暗記しているほどの熱狂的なファンであり、ボイル監督もその情熱に「彼女はシリーズを心から愛していると確信した」と全幅の信頼を寄せる。さらにボイル監督は、脚本家アレックス・ガーランドと共に、ダコスタ監督のホラー映画製作の手腕を「監督として完璧な人選」と絶賛している。
ガーランドも、ダコスタ監督のアプローチについて「続編を担当する多くの人は本能的にダニーのスタイルを模倣するが、ニアはそうではなかった。そのやり方は見事で賢明だ」と評価。過去作のDNAを継承しつつ、続編には、ダコスタ監督独自の視点が加わっているという。
そんなダコスタ監督が本作で描き出すのは、感染者以上に恐ろしい「人間の非人間性」だ。劇中では、暴力と狂気で生存者を追い詰める金髪のカルト集団「ジミーズ」が登場。巨匠が認めた新たな才能によって、シリーズはさらなる絶望の深淵へと足を踏み入れることになる。


