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大河ドラマ「豊臣兄弟!」に『カリオストロの城』連想する場面

池松壮亮演じる木下藤吉郎(のちの豊臣秀吉)
池松壮亮演じる木下藤吉郎(のちの豊臣秀吉) - (C)NHK

 仲野太賀主演による大河ドラマ第65作「豊臣兄弟!」(NHK総合・毎週日曜午後8:00ほか)の初回が4日に放送され、池松壮亮演じる木下藤吉郎(のちの豊臣秀吉)の二枚舌が炸裂する人たらしぶりが注目の的となり、なかでも宮崎駿監督(崎=たつさき)の名作アニメーション映画を思わせるセリフが注目を浴びた(※一部ネタバレあり)。

『カリオストロの城』ビジュアル

 大河ドラマ第65作となる本作は、戦国乱世を舞台に、「秀長が長生きしていれば豊臣家の天下は安泰だった」と言わしめた天下一の補佐役・豊臣秀長の目線で戦国時代を描くサクセスストーリー。脚本を担当するのは「半沢直樹」「下町ロケット」「陸王」などの八津弘幸。初回「二匹の猿」は、尾張中村の貧しい農家に生まれた小一郎(仲野太賀)が兄・藤吉郎(池松壮亮)の誘いを受け清須に赴き、恐ろしい体験をするさまが描かれた。

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 農民から大出世を遂げたことから「人たらし」のイメージで知られる秀吉。初回の前半では、織田信長(小栗旬)に目をかけられるべく出世するために弟・小一郎を尾張中村から清須へと連れ出し、調子よく立ち回る様子に笑いが起きていた。8年前、藤吉郎は土豪の坂井喜左衛門(大倉孝二)から仏画を盗んで村から逃げ出し、残された小一郎ら家族は“盗人の身内”と後ろ指を刺され、針のむしろ状態。しかし、藤吉郎はそしらぬ顔で村に舞い戻ると今は足軽大将として大勢の家来を率いるまでになったと得意満面で、「出世するためにはお前が必要」だと小一郎に懇願。それは藤吉郎のビッグマウスで、“屋敷”と豪語していた住まいは小一郎もドン引きする粗末な小屋で、足軽大将というのも大嘘だった(自称・別格の足軽)。

藤吉郎と小一郎(仲野太賀)

 中でも注目を浴びたのが、小一郎が初めて信長と対面するシーン。道普請では人知れず人足として働いていた信長に「信長は噂通りの大うつけじゃ」と話していたことから、小一郎はのちにその青年が信長と知ると顔面蒼白になり、「この間殴られた」と藤吉郎に告白。馬上の信長が藤吉郎に「サル、こやつはお前の知るべか?」と問うと、藤吉郎は「存じませぬ。赤の他人でございます」と即答。しかし、信長が土砂崩れの際に小一郎が見事な采配で危機を乗り切った功績を称えるなり、藤吉郎は「わしの自慢の弟にございます」と態度を翻し、あまりの変わり身の早さにSNSでは「さっきは赤の他人だって言ってたじゃんw」「手のひらドリル」「お兄ちゃんの変わり身w」「手のひらくるくる藤吉郎」「調子良すぎるぞ」とツッコミの嵐。

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 とりわけ、藤吉郎が8年前に犯した盗みの際に、坂井の嫁も奪ったという新事実を小一郎に明かす場面では、あるセリフが話題に。藤吉郎は「向こうが勝手についてきたのじゃ。そりゃまあ少しは誘ったが……」「仏画も盗んだのではないぞ。その嫁にもってきてもらったのじゃ。どうしても銭が入用じゃったからのう」と言い訳を並べた挙げ句、「わしは一人で村を出て行くつもりだったんじゃ。強いて盗んだとするならあの嫁の心じゃな」とカッコつけた。すかさず小一郎が「うまいこと言ったような顔すんな!」とツッコミを入れる一方、視聴者の間では「強いて盗んだとするならあの嫁の心じゃな」のセリフに、アニメーション映画『ルパン三世 カリオストロの城』で銭形警部がヒロインのクラリスに言った「奴はとんでもないものを盗んでいきました。あなたの心です」の名ゼリフを思い浮かべる人が続出し、「カリオストロかよw」「ルパンかよ!」「銭形警部みたいなこと言うw」と沸いていた。

 後半では藤吉郎の二面性が注目を浴び、ウッキッキと猿のマネをしておどけていたひょうきんな姿から一転、ある人物を躊躇なく斬り捨て返り血を浴びる戦慄の場面が展開。藤吉郎と寧々(浜辺美波)との並びに映画『シン・仮面ライダー』の「本郷猛と緑川ルリ子」を思い浮かべる声も多かった。(石川友里恵)

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