倉沢杏菜、食いしんぼうな豊臣妹役で「救われた言葉」 役づくりでは東福寺や瑞龍寺へ

仲野太賀主演による大河ドラマ第65作「豊臣兄弟!」(NHK総合・毎週日曜午後8:00ほか)でのちの豊臣秀吉、秀長兄弟の妹あさひを演じる倉沢杏菜。「光る君へ」(2024)以来、2度目の大河ドラマとなる本作では役づくりのため「クランクイン前に京都府の東福寺や静岡県の瑞龍寺など、あさひゆかりの地を巡った」と明かし、“食いしん坊”なあさひの役柄については、母なかを演じる坂井真紀の言葉に救われたという。
【画像】「光る君へ」では藤原道長(柄本佑)と倫子(黒木華)の次女に
大河ドラマ第65作となる本作は、豊臣秀吉の弟で天下一の補佐役とされる豊臣秀長(仲野太賀)の目線で戦国時代を描くサクセスストーリー。脚本をドラマ「半沢直樹」「下町ロケット」「VIVANT」などの八津弘幸が務める。「光る君へ」では藤原道長(柄本佑)と倫子(黒木華)の次女・藤原妍子にふんし、父の政治の道具にされ不満を募らせる役どころだった倉沢。「豊臣兄弟!」で演じるあさひは、倉沢いわく「家族の中でいちばん天真らんまんですごく明るい子」。
「お母ちゃん(なか/坂井真紀)や姉様(とも/宮澤エマ)が、毎日必死にやりくりしている貧しい農民暮らしの中でも、食べることが大好きなあさひは素直に「おなかすいた」って言えちゃうんです(笑)。お母ちゃんや姉様、小一郎兄様(仲野太賀)は、あさひがおなかをすかせないように、そして楽しく過ごせるように、すごく愛情をかけてくれていると思います」
撮影では坂井、宮澤に助けられているといい、「クランクインは、お母ちゃんと姉様とのシーンだったんですが、私の話をすごく親身になって聞いてくださったことが本当にうれしかったです。あさひはよく食べる子なので、“モグモグシーン”が多いんです。その姿を見た坂井さんが「かわいい、癒やされる」って言ってくださって。すごくもぐもぐしているから恥ずかしかったんですけど、その言葉にすごく救われました。 宮澤さんも本当に優しくて、「今のお芝居、大丈夫だったかな」と不安になったときも、「大丈夫だよ!」って明るく受け止めてくださるんです。おふたりに何度も助けられています」と二人に感謝。
仲野と池松壮亮が演じる兄たちについては「もう本当に仲よしで、その空気に自然と引き込まれるんです。だから、現場全体が本当の家族みたいな団結感に包まれていて。「豊臣兄弟!」は家族愛、兄弟愛が大きなテーマの一つだと思うのですが、それをおふたりが体現してくださっているのが本当にありがたいと感じます」と劇中さながらの仲の良さに触れ、「またおふたりと初めてご一緒したときにびっくりしたのが、「こんなに遊び心を持ってお芝居をされているんだ!」ということ。脚本に描かれている小一郎、藤吉郎が、おふたりの力でさらに鮮やかになっていくのを目の当たりにして、本当に刺激をいただいています」と学びも多い様子だ。
役づくりのため、クランクイン前にあさひゆかりの地を巡り、あさひが登場する歴代の作品も可能な限り視聴し、情報を集めたという倉沢。しかし、「今回は「豊臣兄弟!」としてのあさひを演じるので、インプットしたものは一度手放し、脚本家の八津(弘幸)さんが描くあさひを魅力的に演じることを心がけています」とあくまで台本を重視。八津が紡ぐ物語の魅力について「八津さんの脚本は本当に生き生きとしていて、それぞれのキャラクターがすごく魅力的で、そこが一番のポイントだと思います。脚本の段階でも十分面白いんですけど、皆でお芝居をしていくと、さらに魅力が上乗せされていく感じがして。どのキャラクターも深みがあって、「もっと見ていたい!」って思える人物ばかりなんです。「豊臣兄弟!」は、小一郎兄様たちが出世していく物語ではありますが、その原動力は“家族のため”というところにあります。そんな家族愛や仲間愛にすごく人間味を感じて、私自身も心が動かされます」と話している。(石川友里恵)


