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「ばけばけ」サワの行く末、当初案から変更 トキとのすれ違い「心の底ではつながっている」

トキとの関係性はどうなる?幼なじみのサワ
トキとの関係性はどうなる?幼なじみのサワ - (C) NHK

 高石あかり(高=はしごだか)主演の連続テレビ小説「ばけばけ」(NHK総合・月~土、午前8時~ほか ※土曜は1週間の振り返り)の第16週では、ヒロイン・トキの幼なじみ・野津サワ(円井わん)と、遊女・なみ(さとうほなみ)にスポットが当てられた。制作統括の橋爪國臣が、同週の展開を振り返りながら、円井とさとうの起用理由やその役割について語った。

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 連続テレビ小説の第113作「ばけばけ」は、松江の没落士族の娘・小泉セツとラフカディオ・ハーン(小泉八雲)をモデルに、西洋化で急速に時代が移り変わっていく明治日本の中で埋もれていった人々をフィクションとして描く。「怪談」を愛し、外国人の夫と共に、何気ない日常の日々を歩んでいく夫婦の物語。

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 サワは元下級武士の娘で、貧しい家に生まれ、家族の期待を背負って、安定した生活を手に入れるため教師を志しながら奮闘する。トキとは唯一無二の親友でありながら、嫉妬心やライバル心も秘めている。一方、なみは農家の八人兄弟の長女として生まれ、借金を背負った家族を養うために遊女となって生きてきた女性で、境遇に沈まない、明るい性格の持ち主だ。友人であるトキのことを、いつも気にかけている。

 二人のキャラクターを前面に押し出した第16週について、橋爪は「サワやなみを通して、当時を生きた女性のさまざまな生き方が垣間見ればいいなと思いました」とその狙いを明かす。

(C) NHK

 「なみさんは遊郭に売られて、トキとは生まれも育ちも違う女性。おそらく当時の女性の中では、底辺を生きていたと思います。でも決して悲観的で暗くならず、明るく生きていこうとしている。現代のようにセーフティネットがない世界で、なみのような女性がどう生きるかを描きたいと思いました」

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 対するサワについても「トキのアナザーサイドのような生き方。もう一人のトキみたいです。幼なじみで、同じような家に生まれた人間。でも、生き方が違うことで、それぞれの苦しみや辛さがあり、二人が対比されることで、それぞれの良さや生き方が見えてくるんです」とその役割を紹介した。

 橋爪は「トキは周りに流されながら生きてきました。いろいろな運命が重なって、生きる道が見えてくる。サワは、生き方を自分でなんとかきり開いていこうとあがきを見せるタイプ。この後、きっと道を切り開いていくのだろうけど、その生き方の分類、違いが、お互いを理解できない部分も生んでいきます」と二人のすれ違いの部分も説明する。

 「昔のような幼なじみの二人には戻れないけど、心の底ではつながっている。あれだけ仲よかったのにこうなってしまうけど、深い部分ではつながっていることにきっと気づいてもらえると思います。今まで私たちが温めてきたサワの物語がここから花開くと良いなと思っています。サワがもちろんずっとトキのそばにいるわけではないけど、サワは最終回まで出す気でいます」

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 橋爪はまた、円井とさとうの演技について「二人とも芝居がお上手です」と絶賛。「円井さんに関していうと、チーフ演出の村橋が昔から推していて、どこかで一緒に仕事しようと思っていたみたいです。実はヒロインオーディションで、次点に円井さんを書いていたくらい。ヒロインの一番近いところで、トキの相手をしてくれる女性になってくれたらいいなと。彼女も自家発電タイプではなく、現場の環境に入っていって、その役をしっかり生きられるタイプ。その辺が今回のサワ役にもピッタリだと思いました」

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 続けて、「サワの行く末、活躍のさせ方は2通りくらい考えていました。当初の案ではない方を選択したのは、円井さんが生きるサワや、彼女の演技を見て、当初のアイデアのようにはならないと思い、変更したんです」と裏話を明かし、「サワもなみも、最後はどのように着地していくかを決めないで撮影を進めた役で、どちらも二人の芝居を見て気付かされて、物語や役の結末を変えていったところがあります」と話した。

 そして、さとうについても「いい役者さんで、どこかでご一緒したいと思っていた」と述べ、「ヒロインオーディションも受けていましたが、年齢的にも芝居の方向性的にもトキではありませんでした。でも『どこかで起用したいと思っています』と事務所の方にお伝えしました。それくらい役者として素晴らしいものを持っていました。物語を組み立てる中で、なみというキャラクターにさとうさんはハマるよね、ということで、なみ役に決定しました。彼女も明るい性格で、現場のムードメイカーになってくれています」と紹介していた。(取材・文:名鹿祥史)

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