『国宝』日本映画初のメイク・ヘアスタイリング賞ノミネート 李相日監督「格別で、最上の喜びだ」
第98回アカデミー賞

現地時間22日、第98回アカデミー賞のノミネーションが発表され、映画『国宝』(公開中)がメイク・ヘアスタイリング賞にノミネートされた。同部門に日本映画がノミネートされるのは、史上初のこと。ノミネートを受けて、メガホンを取った李相日監督と、豊川京子(ヘアメイク)、日比野直美(歌舞伎メイク)、西松忠(歌舞伎床山)が歓喜のコメントを発表した。
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李監督は「この映画は、当初の予想を遥かに超えて逞しく育った。その美しさは、アメリカをはじめ世界の人々までを魅了し、我々に大いなる驚きと喜びを与えてくれた」と感慨深げに語り、「中でもオスカーのノミネートは格別で、最上の喜びだ。なんて親孝行な子なんだろう」と作品への愛着を爆発させた。
また、豊川&日比野&西松の3人も「アメリカのアカデミー賞にノミネートされた事は本当に喜ばしい限りです。 他作品のヘア&メイキャップがとても素晴らしかったのでノミネートされた事は素晴らしいです」と喜びもひとしおの様子で、「この映画には欠かせない歌舞伎シーンでの白塗りのメイク、歌舞伎かつらが評価された事を喜ばしく思います。そして50年間の人生の流れの表現も評価して頂けた事がとても嬉しいです。 この作品に携われた事を幸せに思います。監督、プロデューサー、全スタッフ、 そしてキャストの皆様に感謝致します。ありがとうございました」と『国宝』チームへの思いをつづった。
今回ノミネートされたメイク・ヘアスタイリング賞は、劇中のメイクやヘアスタイリングの技術を称える部門。現地時間10日にロサンゼルスで行われた選考イベント「Bake Off」では、本作のヘアメイクチームが登壇。歌舞伎独特の「白塗り」や「鬘(かつら)」の歴史、物語の中で50年間にわたる登場人物の年齢変化を表現した技術が高く評価され、現地の映画関係者から大きな反響を呼んだ。
第98回アカデミー賞授賞式は、現地時間3月15日(日本時間3月16日)に米ロサンゼルスのドルビー・シアターで開催される。(編集部・倉本拓弥)
第98回アカデミー賞 メイク・ヘアスタイリング賞ノミネート作品
『フランケンシュタイン』
『国宝』
『罪人たち』
『スマッシング・マシーン』
『アグリーシスター 可愛いあの娘は醜いわたし』


