「ばけばけ」DAIGOサプライズ出演の裏側 撮影は約2時間、妻・北川景子からも感謝

タレント・アーティストのDAIGOが、3日に放送された連続テレビ小説「ばけばけ」(NHK総合・月~土、午前8時~ほか ※土曜は1週間の振り返り)第22週・第107回にサプライズ出演した。同作には、妻の北川景子も雨清水タエ役で出演しており、夫婦で朝ドラ出演が話題になっている。制作統括の橋爪國臣が、DAIGOの出演経緯や、撮影時の様子、北川とのエピソードについて語った。
連続テレビ小説の第113作「ばけばけ」は、松江の没落士族の娘・小泉セツとラフカディオ・ハーン(小泉八雲)をモデルに、西洋化で急速に時代が移り変わっていく明治日本の中で埋もれていった人々をフィクションとして描く。「怪談」を愛し、外国人の夫と共に、何気ない日常の日々を歩んでいく夫婦の物語。
DAIGOは、体調を崩したヒロイン・トキ(高石あかり ※高=はしごだか)を診察するヤブ医者・藪井役を務めた。わずか数分の短いシーンではあったが、DAIGOらしい存在感で強いインパクトを残した。
橋爪は「DAIGOさんが(『ばけばけ』に)出たいと言っていると、噂でぼんやりと聞いたんです。奥様が出ている縁で、ずっとご覧になっていたそうです。『すごくいいドラマだ』とおっしゃっているというのを耳にして、ぜひ出演していただきたいとオファーをしたら、快諾していただけました」とDAIGOの出演経緯を明かす。
藪井というキャラクターは、DAIGOのために作られた役ではなく「もともと存在していた」という。橋爪は「DAIGOさんにとても合っていると思ったんです。実は、DAIGOさんだけでなく、有名な俳優さんが出演したがっているという話は、けっこう耳に入ってきます。しかし、その方のために役を作ることはなく、誰が適任者かを考えて、今回は自然とDAIGOさんにお願いする運びになりました」と紹介。藪井の名前についても「ヤブ医者だから藪井です。最初は薮田でした」と脚本のふじきみつ彦の遊び心からそうなったと振り返った。
撮影時のDAIGOの様子について、橋爪は「すごく楽しんでいました」と笑顔で述懐した。「あれだけのスターなのに、撮影現場に来て『すごい』とか言いながら、他のキャストにもまるでいちファンかのように振る舞われていました。一緒に写真を撮ったりもして、現場が和みました。やっぱり現場を明るくしてくれる人でした」
ワンシーンのみの出演ということもあり、撮影は1日で終了したという。橋爪は「だいたい1~2時間くらいです」と明かすと、「あのシーン自体、特別な意味があるというわけではないんです。ドラマの中で、少しその場をほっこりさせるという狙いで入れたシーンです」と意図を説明。衣装も白衣ではなく、西洋的でおしゃれなデザインで、DAIGOのためにそうしたのかと思わせるが「当時の医者の衣装は、だいたいあんな感じの服装でした」と補足した。
続けて、「ヤブ医者といっても、偽物の医者という意味ではなく、ちゃんとしたお医者さんだけど、ヤブ医者扱いされている設定です。現場でもちゃんとした医者のつもりで演じてくださいと指示が出ていました」と橋爪。「最初にテストをやって、ドライリハーサルで衣装をつけて現場に行く際、衣装さんが遊び心で(ライブパフォーマンス時のDAIGOを彷彿させる)指先の開いた手袋を持ってきたんです。本人も『これでやるんですか?』って(笑)。それで現場が和みました」とDAIGOらしいエピソードを紹介した。
撮影後は「みんなでウィッシュポーズで写真を撮ったり、和気あいあいとされていました」という。妻の北川とは後日、DAIGOの出演エピソードが会話の話題になったそうで、橋爪は「北川さんから『ありがとうございます』と言われました」とコメントを紹介していた。(取材・文:名鹿祥史)


