「北方謙三 水滸伝」織田裕二&反町隆史のカリスマ 亀梨和也が雪山で壮絶撮影…撮影秘話

シリーズ累計発行部数1,160万部を突破する北方謙三の大河小説を実写化する連続ドラマ「北方謙三 水滸伝」より、宋江役の織田裕二、晁蓋役の反町隆史、林冲役の亀梨和也ら主要キャストのキャスティング秘話が公開された。
【動画】 織田裕二&反町隆史&亀梨和也が語り合う!「北方謙三 水滸伝」インタビュー
「北方謙三 水滸伝」は、中国を代表する古典小説を、作家・北方謙三が大胆に再構築した歴史大河小説の映像化。北宋時代の中国を舞台に、腐り切った国を打倒するため、要塞・梁山泊に集う志士たちの生き様を、織田、反町、亀梨をはじめ、満島真之介、波瑠、玉山鉄二、松雪泰子、佐藤浩市ら豪華キャストの共演で描く。
まずは林冲役を務めた亀梨。大原康明プロデューサー(WOWOW)は、別の連続ドラマで亀梨と組んだ機会があり、「お芝居の魅力もさることながら、常に凛として現場に佇む姿勢にプロフェッショナリズムを感じ、衝撃を受けた」と証言。その真摯でストイックな姿勢がキャスティングにつながったと明かしている。
比類なき槍の名手にして、想像を絶する苦難に耐え抜く武人・林冲は、原作ファンからも絶大な人気を集めるキャラクター。劇中では、愛する者との死別や拷問、雪山を歩き続ける場面にアクションなど過酷なシーンが多く、大原氏は「例えば、雪山での撮影シーンでは約8分、送風機で強烈な風と雪が顔にたたきつけられる中、素手で雪をかき分けて進むという壮絶な撮影に挑んでくださいましたし、リアルな表現をするために『雪をもっと頭にかけて欲しい』と亀梨さん自らスタッフにリクエストされるほどで、その姿勢に改めて圧倒されました」と回顧。
“強さ”だけでなく、繊細さも求められる役となったが「“林冲の人物像“を常に考えて制作陣と密にコミュニケーションを取ってくださり、心理描写もこだわり抜かれていた印象があります。実際、第1話の台本読み合わせの段階から亀梨さんは涙を流していらして。それは間違いなく、『この作品は凄いことになるぞ』と確信できた瞬間のひとつでした」と振り返っている。
そして、武勇と人望を兼ね備えた叛逆の英雄・晁蓋役に挑んだのが反町。大原氏は「武勇に優れていて豪快。でも時には茶目っ気も垣間見える。太陽のように人々を導く『英雄』晁蓋の存在感が、反町さんがこれまでご出演された作品で見せてこられた、迷える人々をその行動力と姿勢で引っ張り導くエネルギーや雄々しい姿と、完璧に重なっていました」と起用ポイントを挙げる。
二人でリーダーを務める、宋江役・織田とのタッグも話題を呼んでおり、大原氏は「宋江と晁蓋が主張をぶつけ合い、真っ向から対立するシーンの撮影前日、非常に寒い洞窟の中にも関わらず、お二人だけで読み合わせをされる姿がとても印象的でしたね。我々制作陣にとっても非常に重要なシーンと位置付けてたのですが、お二人がこれほどまでに向き合ってくださっているのか、と胸が熱くなったのをよく覚えています」と明かしている。
そして、主人公・宋江役の織田。人々の心に寄り添い、廃れた国を立て直すべく、立ち上がる宋江役のオファーは、「振り返れば奴がいる」(1993)、「お金がない!」(1994)などのヒット作を生み出したお馴染みのタッグ、若松節朗監督からの提案も寄与したという。「これまで織田さんが演じてこられた主人公像ではなく、穏やかで人々を受け入れる器の大きさを持った宋江という人物をきっと“今の”織田さんなら演じ切ってくださるという想いが監督の中にお有りだったようです」(大原氏)
「それを受けて私の中でも、織田さんが演じた人物たちがこれまで放ってきた『情熱』や『怒り』と、本作で宋江という人物が表向きには穏やかながらも、その心の奥底では、腐敗した世の中に対して燃えるような情熱と怒りを湛えている、という姿が一気に重なっていきました。織田さんの圧倒的な存在感と説得力で、宋江という人物がドラマの中で一気に立ち上がり、興奮したのを今でも覚えています」
撮影現場での存在感は絶大だったようで、大原氏は、織田の様子について「まさに“宋江そのもの”でした」と証言。「常に笑顔で、キャストやスタッフに分け隔てなくコミュニケーションをとってくださる姿に現場全体が救われましたし、織田さんの周りでは皆が自然と笑顔になっていくんです。何度も読んだはずの原作を撮影後に読み返してみると、宋江の言葉が織田さんの声で蘇るほどでした」と”理想のリーダー”であったことを明かしている。


