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フランケンシュタインとバットマンの共通点 クリスチャン・ベイル『ザ・ブライド!』で大胆解釈「完全に崩す気持ち」

 孤独な不死身の怪物と死から蘇った花嫁の過激な逃避行を描いた、ワーナー・ブラザースの新作映画『ザ・ブライド!』(全国公開中)。同作で怪物フランケンシュタインを演じたクリスチャン・ベイルがリモートインタビューに応じ、ホラーアイコンを大胆解釈した本作の演技アプローチや、代表作『ダークナイト』(2008)で共演したマギー・ギレンホール(監督/脚本)との再タッグについて語った。

【動画】フランケンシュタイン&バットマンの共通点とは?単独インタビューの様子

 舞台は1930年代シカゴ。永い孤独に耐えかねたフランケンシュタインから伴侶を創ってほしいと頼まれたユーフォロニウス博士は、墓から掘り起こした女性の遺体を彼の花嫁=ブライド(ジェシー・バックリー)として蘇らせる。二人は、ある事件をきっかけに追われる身となるが、不条理で腐った世界への怒りをぶち撒けるブライドの姿は、やがて抑圧された人々を奮い立たせ、社会全体を揺るがしていく。

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 1818年の古典小説で登場して以降、幾度も映画化されてきた“フランケンシュタインの怪物”。演じる俳優によって解釈が異なるのは、『ダークナイト』でクリスチャンが演じたバットマンと共通する部分がある。

『ザ・ブライド!』に登場するフランケンシュタイン&ブライド - (C) 2026 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved

 クリスチャンは「過去の解釈に敬意を払いたいと思う一方で、それらを完全に崩すくらいの気持ちでいなければならない、という点では(フランケンシュタインとバットマンは)非常によく似ています。そうでなければ、わざわざ演じる意味がありませんからね」と切り出し、「こうしたアイコニックなキャラクターを演じるのであれば、自分自身も象徴的な存在でなければならない。つまり、誰かの後を追うのではなく、徹底的にオリジナルである必要があるということです」と両者のアプローチ方法を明かす。

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 「フランケンシュタインの怪物には、素晴らしい原作が存在します。そこで私が決めたのは、フランケンシュタインをメアリー・シェリーが創作した存在としてではなく、シェリーが噂を聞いたけれど実際には会ったことのない、実在の人物として描くことでした。当時、イタリアの科学者ルイージ・ガルヴァーニが死んだ組織を蘇生させる実験などを行っており、シェリーもそれを耳にしていたはずです。それを基に、彼女はこの物語を作り上げました」

 「その後、ボリス・カーロフ(※フランケンシュタインを最初に演じた俳優)は『この男の頭蓋骨にはホチキスが刺さっていて、頭が平らだ』と解釈しましたが、彼は勘違いをしていたんです。身長8フィート(約243cm)というのも恐怖で震えた人々の誇張で、実際は6フィート5インチ(約195cm)だった。そうやって良いとこ取りをしながら、私オリジナルのフランケンシュタイン像を作り上げました。成功していれば嬉しいです」

『ダークナイト』コンビが再会 - クリスチャン・ベイル&マギー・ギレンホール監督

 メガホンを取ったのは、『ダークナイト』で主人公ブルース・ウェイン(クリスチャン)の幼なじみ・レイチェルを演じたマギー・ギレンホール監督。Netflix映画『ロスト・ドーター』で鮮烈デビューを果たしたマギー監督は、かつての共演者であるクリスチャンを起用し、フランケンシュタインを大胆解釈で描き出した。

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 クリスチャンは、マギー監督との再会について「もちろん、お互いへの敬意と親しみやすさはありました。ですが、脚本家・監督としてのマギー・ギレンホールは、全く別の存在です。彼女が執筆した素晴らしい脚本に、本当に感動しました」と懐かしさをにじませながら、監督&脚本家としての彼女の才能を評価した。

 「マギーの脚本は実に見事ですし、監督としても傑出しています。彼女の大きな強みは、自分のビジョンを明確に持ちながらも、他の俳優たちに自主性を与えるところ。自身も俳優なので、他の俳優から最高の演技を引き出す方法をよく知っています。そうして彼女は、パンクロックで度肝を抜くようなエキサイティングな映画を作り上げたのです」

 オリジナル作品の制作が減少傾向にある昨今のハリウッド。クリスチャンは最後に、マギー監督の独創的なビジョンを反映させた野心作と劇場公開したワーナーへの感謝を述べてていた。「パム・アブディとマイケル・デ・ルカ(※ワーナー・ブラザースの共同CEO)という素晴らしい二人が、オリジナル映画製作で大きな賭けに出ていることを知りました。彼らは劇場公開という文化が危機に瀕していることを理解しており、リジナルの映画製作者を信頼し、全面的に支援しなければならないと考えています。彼らはマギーに対してまさにそれをやったんです」(取材・文:編集部・倉本拓弥)

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