『ザ・スーパーマリオギャラクシー・ムービー』宮野真守が語る2周目以降の楽しみ方「マリオ&ピーチ姫の関係性に注目」

日本をはじめ世界各国で大ヒットしている映画『ザ・スーパーマリオギャラクシー・ムービー』(全国公開中)。前作に引き続き日本語版で主人公・マリオを務めた宮野真守がインタビューに応じ、すでに映画を観た人へ向けた2周目以降の楽しみ方を語った。(以下、映画の内容を一部含みます)
全世界累計興行収入約13億ドル(約2,000億円)以上を記録した『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』(2023)に続く本作。マリオ&ルイージたちが、クッパJr.の邪悪な野望を阻止すべく、宇宙へ冒険の旅に繰り出す。
ビデオゲーム史を代表するキャラクターであるマリオの声優に抜てきされた宮野は、前作公開直後から至るところで反響の大きさを実感したという。「日本でもたくさんの方が映画を観てくださり、さまざまな現場で『マリオ見たよ!』と声をかけていただきました。世界中でマリオが愛され、こんなにも求められていたことにとても驚きました。そんな作品に参加させていただき、マリオの声を担当できたことは光栄で、誇らしい気持ちです」
今作は、2007年に発売された人気ゲーム「スーパーマリオギャラクシー」などの要素を盛り込み、ストーリーやアクション、劇中に散りばめられたイースターエッグの数も格段にスケールアップしている。映画の世界の基となったゲーム「スーパーマリオブラザーズ」シリーズをこよなく愛する宮野も、制作陣の熱量に圧倒されたという。
「今作はどんなストーリーになるんだろう? と思っていたのですが、『スーパーマリオギャラクシー』ということで、前作よりもさらにパワーアップしていて、懐かしいタイトルから最新作まで『この作品のこのマリオが出てきた!』が目白押しなんです! その演出もすばらしくて、感銘を受けました。イルミネーションのみなさんの作品愛や日本へのリスペクトも感じて、感動しっぱなしでした」
中でも宮野のお気に入りキャラクターは、今作から登場したヨッシーだ。
「ヨッシーとの冒険はワクワクしました。前作のラストでタマゴが出てきて、今後の展開を想像していたら、いきなりマリオたちとマブダチになれるぐらい意気投合して……その姿がかわいくてしょうがなかったです。マリオがベビィマリオになってしまうところも、ヨッシーの健気な感じがかわいかったですし、あそこで登場するスーパースコープは、子供の頃に買って持っていた記憶があります。僕ら世代が色めき立つようなアイテムもしっかり入れてくれていて、全世代を虜にする抜け目ない映画です!」
そんな宮野が2周目以降に注目してほしいポイントは、マリオとピーチ姫の関係性だという。「今作ではマリオの慈愛、優しさ、根底にある人への温かい態度がピーチ姫とのシーンに表れていると思います。ピーチ姫は今回ずっと思い悩んでいて、落ち込んでしまったり、ついイライラしまう瞬間もあります。その時にマリオがかけてあげる言葉、態度、絶妙な距離感がとても印象的で、その中でも誕生日に自身の出生について思い悩むピーチ姫に『じゃあこれはいらない?』と言いながらパラソルをプレゼントするところが本当に大好きなんです。ピーチ姫がイライラした時に、マリオが『イライラしているのは僕だから』と一緒に石を蹴るシーンも、『なんてかわいい2人なんだろう』と。お姫様に遠慮して、ハグしてあげられなかったり、でも好きだから一緒に寄り添ってあげるマリオの距離感が絶妙で、そんな二人の関係性をもう一度注目していただけると嬉しいです」
また、ピーチ姫の出生に関わる新キャラクター・ロゼッタについても「グッとくるものがありました」と語る宮野。「日本語版で坂本真綾さんが務められると聞いた時は、収録が始まる前から、真綾さんのロゼッタの声が勝手に頭の中で響いていました。実際にアフレコ現場で真綾さんの声をお聞きしたら、慈愛に満ちた美しい声で本当に素敵でした。ロゼッタの存在は今作では大きかったですね」と振り返っていた。(取材・文:編集部・倉本拓弥)


