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次期朝ドラ「ブラッサム」、「ばけばけ」より1週間早くクランクインした意外な理由

ロケ報告会に出席した主演の石橋静河
ロケ報告会に出席した主演の石橋静河 - (C)NHK

 2026年後期放送のNHK連続テレビ小説「ブラッサム」の撮影が、本作のモデルとなった宇野千代の出生地である山口県岩国市で行われた。ロケの全日程終了後に制作統括の村山峻平が取材に応じ、本作への想いを語ると共に、撮影が前年の「ばけばけ」より1週間早く始まったことについて意外な理由を明かした。

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 石橋静河が主演を務める本作は、明治から昭和にかけて自由を求め、書くことを通じて自らと向き合い続けた作家・宇野千代をモデルとした連続テレビ小説第115作。岩国市に生まれた主人公・葉野珠(はの・たま)が、波瀾万丈な人生を歩みながら、小説家として大成していく姿を描く。脚本は、「マルモのおきて」などの櫻井剛が執筆する。

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 撮影は3月17日にNHK大阪局のスタジオで開始し、岩国市内でのロケは3月31日から3日間にかけて行われた。村山は、会見冒頭「今回はドラマのモデルの千代さんの故郷である岩国市でロケをさせてもらいました。岩国市のスタッフの方と共に、エキストラの方にもご協力いただき、本日無事にロケを終了することができたことを嬉しく思います」と宇野千代の故郷での撮影が無事に終わったことを笑顔で報告した。

 観光客や地元の人たちにも配慮をしながら行ったという岩国ロケについて、村山は「私は1週間前に入りました」と振り返り、「この地で岩国の春を感じました。太陽の優しい日差しが差し込んでいたかと思うと、急に強い雨が降ったりする。でも気づくとまた青空が広がっていて、珠が歩んだ人生そのものだなと不思議な気持ちになりました」と回顧。撮影を無事に終え「千代さんに背中を押されている気になった」と感慨深げに話した。

 開花を意味するタイトルの「ブラッサム」に触れつつ、村山は「この企画を最初に提案した意図は、“咲き誇れ”ということ。自分に咲き誇れと言う珠の生き方が、視聴者の皆さんのエールになるような作品になればと思っています」と作品に込めた想いも紹介する。「隣にいる人が花咲おばあちゃんになりたいという千代さんの生き方、暮らし方をみて、視聴者も前を向いて歩くことができる、それが大事だと思っています。そこを目がけて、今、初週の最初の部分を作っているところです」

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 珠を演じる石橋についても「石橋さんが珠は(どんなに辛いことを経験しても)『悲壮感がない』と言っていましたが、私も珠のそんな一面を魅力に感じています」と述べ、「困難とか、渦に巻き込まれる部分はあるけど、そこをもう一歩踏み込んで、困難と向き合っていく表情がとても魅力的だと思います。本作を見ると、みなさんが思う石橋さんと少し違った一面が見えてくるはずです。珠を通じて、石橋さんがこんなふうに演技ができるんだという発見があるドラマになると思います。我々も珠である石橋さんの表情をより引き出せるよう、日々頑張っています」と話した。

 途中、本作のクランクインが前年の「ばけばけ」より1週間早く始まったことについて理由を問われる一幕もあったが、村山は「桜の開花時期が読めず……」と意外な理由があったことを明かした。「どこにいつ何が咲くかというのがなかなかわからなくて……。桜というキーワードを岩国でも撮りたいし、そうじゃない場所でも撮りたいと最初のスケジュールを組んだんです。少しでもはやくということで『ばけばけ』より1週間早い撮影となりました」と説明していた。(取材・文:名鹿祥史)

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