「岸辺露伴」泉京香の新彼氏・勘助ってどんな人?飯豊まりえ&演出に聞いてみた

実写ドラマ「岸辺露伴は動かない」シリーズの新作で、飯豊まりえ演じる編集者・泉京香を主人公にした「泉京香は黙らない」が、NHK総合で4日に放送された。本作には、京香の新たな彼氏・勘助(橋本淳)が登場し注目を浴びたが、勘助とは一体何者なのか? 京香との関係について、飯豊まりえ、演出を手掛けた監督集団「5月」の関友太郎と平瀬謙太朗が解釈を語った。
本作は、漫画家・荒木飛呂彦による「ジョジョの奇妙な冒険」のスピンオフ漫画・小説を、高橋一生主演で実写化したドラマ「岸辺露伴は動かない」シリーズの初となるオリジナルストーリー。相手を本にして生い立ちや秘密を読み、指示を書き込むこともできる特殊な力を持つ漫画家・岸辺露伴(高橋一生)の担当編集である泉京香(飯豊)が、売れっ子新人漫画家・西恩ミカ(堀田真由)の怪異と対峙するさまが描かれた。原作者の荒木が脚本協力として参加し、脚本・演出を、映画『宮松と山下』(2022)や『災 劇場版』(2025)などで知られる監督集団「5月」の関友太郎と平瀬謙太朗が務めた。
京香の彼氏といえば、ドラマ1期「D.N.A」では中村倫也演じる写真家の平井太郎が登場。交通事故で記憶を失い、頭の中が“ふんわり”してしまっていることから、露伴は“ふんわり彼氏”と命名。原作には登場しないオリジナルキャラクターだった。それから約6年後、「泉京香は黙らない」で描かれる新たな彼氏・勘助は、新聞社に勤める記者。京香を大切に思っているが、最近ではやや行き過ぎた干渉が目立ってきた……というのが公式の設定だ。
京香は、太郎くんに対してはゾッコンだったが、勘助に関してはやや“雑”な印象。京香は勘助のどこに惹かれたのか? 飯豊に尋ねると「泉くんの好きなタイプって面白いなと思って(笑)。太郎くんに関しては才能にほれ込んでいる感じでしたが、勘助は新聞記者としてすごくこだわりがあるところが京香は好きなんじゃないかと思います。どちらかというと今回は勘助の方が京香に強い興味を持っていて、好きと言ったんじゃないのかな。だけど、京香はそこまで本気で未来を見据えてお付き合いをしている感じには見えないですよね」と考察。さらに「お互いに話を聞いているようで聞いてなくて、噛み合ってない感じがして、そこも面白いなと思いました(笑)」とも。
演出の関は、勘助が誕生した経緯について「京香が付き合っている男性のキャラクターは実は荒木先生の発案で、当初は“フィアンセ”と設定されていたのです。ただ、これまでのシリーズの流れを考えても、フィアンセだとかなり飛びすぎているので“彼氏”に変更しました」と振り返りつつ、「想定以上に膨らんだキャラクターだった」と明かす。「どちらかというと京香の彼氏を描くというよりも、京香の現在のステータス、つまり彼氏はいるけどそっちのけで仕事に没頭している様を見せたい、という意図があったのですが、衣装合わせの段階から柘植(伊佐夫)さんの衣装・ヘアメイクも相まって、そして何より橋本淳さんのお芝居で勘助が面白くなっていって、想定以上に膨らんだんです」
平瀬は、京香と勘助の関係について「京香が太郎くんと付き合っていた頃は、まだ漫画の編集者として駆け出しで、漫画の仕事にのめり込んでいなかったと思うんですけど、今の京香は漫画づくりの面白さを知って、自分が発掘した新人をプロデュースすることがすごく楽しくなっている状態だと思うんですよね。恋愛よりも夢中になっているものがある。それがヤバい漫画家でしたっていう」と話し、関と同様「勘助が面白くなり過ぎた(笑)」と“嬉しい誤算”を喜んでいた。(編集部・石井百合子)
「泉京香は黙らない」NHK ONEで放送後1週間見逃し配信


