『スター・ウォーズ』レジェンドスタッフが続投 『マンダロリアン』ルーカス流の撮影技術を徹底踏襲

『スター・ウォーズ』シリーズ7年ぶりの劇場新作映画『スター・ウォーズ/マンダロリアン・アンド・グローグー』(5月22日日米同時公開)を手がけたジョン・ファヴロー監督が、創造主ジョージ・ルーカスから受け継いだ伝統的な映画製作の手法や、レジェンドスタッフの参加について明かした。
ルーカスをリスペクトするファヴロー監督は、本作で「リアルにこだわった撮影」「SWらしいデザイン手法」「ルーカスと共に働いたスタッフの起用」を徹底した。「私が手がけている全ての作品は、ジョージの革新的な技術の上に築かれていて、この作品においては、彼が当時から使用している技術を可能な限り駆使しています」
その最たる例が、実物では撮影できないクリーチャーや宇宙船の動きを再現する「ストップモーション撮影」の採用だ。本作には、1977年公開の『スター・ウォーズ 新たなる希望』(エピソード4)からシリーズに携わり、『スター・ウォーズ/ジェダイの帰還』(エピソード6)でアカデミー賞特殊視覚効果賞を受賞したレジェンド、フィル・ティペットが視覚効果として続投。『スター・ウォーズ/帝国の逆襲』(エピソード5)の冒頭にある氷の惑星ホスでのシーンや、帝国軍の兵器AT-ATなどを手がけた巨匠の起用について、ファヴロー監督は「『スター・ウォーズ』は、最先端の技術から昔ながらの技術まで、様々な時代の視覚効果を網羅しているので、それら全てを理解し、この作品に落とし込むには彼が不可欠だったんです」と絶大な信頼を寄せる。
また、ルーカスはかねてより「特殊効果はあくまで物語を語るための道具」と語り、実際のロケーションやセットでの撮影を重んじてきた。その精神を継承し、本作でもグリーンバックに頼らない撮影を選択。360度LEDスクリーンに囲まれたセット「ヴォリューム」に宇宙空間や惑星の背景を映し出し、役者がその場にいるかのようなリアリティーを引き出している。
ドロイドや宇宙船のデザインにおいても、大量のプラモデルのパーツを組み合わせて唯一無二のビジュアルを作ったルーカス流を踏襲。衣装や武器、コックピットのデザインにこの手法を用いただけでなく、1977年当時にセットで使用されていた車の部品と全く同じものをわざわざ取り寄せるという、執念に近いこだわりを見せた。ファヴロー監督は「私のようなSWファンが『この作品はSWらしいか、そうではないか』を見極めるのは、このような部分へのこだわりがあるかどうかです」と熱く語っている。
『マンダロリアン・アンド・グローグー』の舞台は、ダース・ベイダーの死後に帝国が崩壊し、無法地帯となった銀河。厳しい掟に従う伝説の賞金稼ぎマンダロリアンと、強大なフォースを秘めた子どもグローグーが、帝国の復活を狙う新たな戦争を防ぐため、驚くべき運命の冒険へと立ち向かう。


